議会報告会、その２～議長の”侮辱”発言～

議会報告会が続いています。
昨日19日は堀金会場でした。
この会場でも、とても印象的な出来事がありました。



議会側の報告が終わり、質疑の時間になりました。
その中で、参加された市民の方が

「一般質問の様子をテレビで見ていても、議員の質問に対し行政側が答弁するが、
　それに対し議員はさらに突っ込んで掘り下げていくような質問をしない。
　もっと議論をしてほしい。
　議員としての信念を持ち、その信念からのやり取りをするのが議員の仕事。
　それを腹に据えて仕事をしてほしい。」

といった内容のことを言われました。

それに対し、議長がなんとこんなふうに応えたのです。

「只今の議会を侮辱した発言について・・・」

「侮辱？」

僕はこの質問者の方が、議会や議員へのエールとして言ってくれたと受け取ったのですが、
議長は侮辱と受け取ったのです。

これについては、会場からも大ブーイング。
会場が騒然とし、発言の取り消しを求められ、結果議長は発言を取り消しました。


堀金会場にどのような人たちが来られていたのかは分りません。
しかし、ごく普通の市民の方たちが、議会が初めて行う報告会に何らかの期待をし、
また議会への要望を伝えに来られたのだと思います。

そんな中で議長も議長の信念を持って答えられたのでしょうが、
この発言は議会の一員としてとても残念でした。


三郷会場の際にも会派の質問に対しての答弁で失笑が起こりましたが、
それを失笑と受け止めることができた議員がどれだけいたかが気になりました。

今回の議長発言に対しても、この発言こそ市民への侮辱であると受け止めた議員、
そしてそのことを議長に対し、または議会の中で言っていける議員がどれだけいるでしょうか。

議員報告会、市民のみなさんとのやりとりがライブだからこそ、
こんなふうに議会の質、議員の質が露呈してしまいます。
その意味で、市民のみなさんにはけして満足のいくものにはなってないかもしれませんが、
我々議員や議会が、その質を振り返って反省し、変わっていくチャンスだと捉えています。

5回の議会報告会が終われば、全協で報告会の総括を議論することを提案し、
会派への失笑も、今回の侮辱発言も取り上げていきたいと思います。

安曇野市議会初の議会報告会、明日の明科会場で最後です。
可能な方はご参加ください。

　5月21日（水）午後7時 明科公民館　2階　講義室