議長に意見書を提出しました
- 2014/05/08
- 22:16
先の記事「議会基本条例を正しく運用する議会に」で議会の現状についての憂いを書きました。
しかし憂いたり、愚痴を言うだけではダメです。
そこで以下の意見書を議長に提出し、
議長の前で声に出して心を込めて読みました。
議長は、
「まあ出すのはどうぞ、それで意見交換会をやるかどうかは別。」
とのこと。
確かに意見書を出しても何も変わらないかもしれませんが、
それでも意見書を書面で出せば、その行為が形として残ります。
また申入れに対しての返答も文書でもらえます。
さあ議会はこれからどうなっていくのか。
みなさん、注視してください。
※以下は北小倉ゴミ問題の意見交換会の開催の申入れ書。
これとは別に、同じく純子さんとの連名で松枯れの有人ヘリ対策についても提出しています。
安曇野市議会議長 宮 下 明 博 様
北小倉廃棄物処理施設問題に関する住民との意見交換会開催の申し入れ
2014年5月7日
安曇野市議会議員
増田望三郎、小林林純子
平成25年度9月議会において全会一致で採択された請願書
「増田建設産業の防音壁問題の早期解決について」の実現を図るべく、
安曇野市議会は、去る4月14日に行政から説明を受け、引き続き現地視察を行い、
翌日15日には議員間討論の機会を設けました。
その中で、1月30日付で住民から環境経済委員会宛に出された、
安曇野市議会基本条例6条の5に基づく意見交換会の場を設ける要望についても検討しました。
この日の判断は議長預かりで持ち越しとなり、その後21日の議会全員協議会の場において、
議長は
「本件は係争中であるため、推移を見守る。意見交換会は今のところ開催しない。
今後の開催については議会運営委員会の場で検討する。」
と発言されました。
本件における議論では、同僚議員から「係争中のため、これ以上は立ち入らない。」、
「議会がやれることはない。」、「議会全体でやることではない。個々の議員活動においてやればいい。」
という意見が出され、また議長自身も前掲の判断をされました。
しかし、このような発言や議長判断は、
司法や行政と独立した機関である議会の役割を自ら否定するとともに、
さらに先の請願を全会一致で採択したという議会の責任を放棄しています。
また我々安曇野市議会が遵守すべき議会の憲法とも言うべき安曇野市議会基本条例6条の5にある
「議会は、市民の多様な意見等を把握する場として、市民との意見交換の場を設けるものとし、
市民から意見交換会開催の要望があったときは、これに応じるよう努めるものとする。」
という条文を空文化する悪しき前例を残してしまいます。
議会改革先進地の北海道栗山町では、町の議会基本条例に基づき、
町民の希望に柔軟に対応するため、
議会と住民がいつでも意見交換することができる一般会議を設置しており、
平成25年11月だけでも7回の一般会議が開催されており、
議会と住民がいつでも意見交換することができる機会として十分に機能しています。
「議会もまた市民参加の場であるべきで、市民が参加すればするほど、議会が活性化していく」
という認識は、議会改革の向かう方向性でもあります。
今回の議長判断が議会の合意となるならば、該当地域住民はもとより、
安曇野市民全体の議会不信、ひいては安曇野市政への不信を招きます。
議長が議長選での演説の際におっしゃった「信頼にもとづく議会運営」からはほど遠いものとなり、
議会改革の芽を摘み取ってしまうことにもなります。
つきましては住民との意見交換会の場を設けて頂くよう要望いたします。
しかし憂いたり、愚痴を言うだけではダメです。
そこで以下の意見書を議長に提出し、
議長の前で声に出して心を込めて読みました。
議長は、
「まあ出すのはどうぞ、それで意見交換会をやるかどうかは別。」
とのこと。
確かに意見書を出しても何も変わらないかもしれませんが、
それでも意見書を書面で出せば、その行為が形として残ります。
また申入れに対しての返答も文書でもらえます。
さあ議会はこれからどうなっていくのか。
みなさん、注視してください。
※以下は北小倉ゴミ問題の意見交換会の開催の申入れ書。
これとは別に、同じく純子さんとの連名で松枯れの有人ヘリ対策についても提出しています。
安曇野市議会議長 宮 下 明 博 様
北小倉廃棄物処理施設問題に関する住民との意見交換会開催の申し入れ
2014年5月7日
安曇野市議会議員
増田望三郎、小林林純子
平成25年度9月議会において全会一致で採択された請願書
「増田建設産業の防音壁問題の早期解決について」の実現を図るべく、
安曇野市議会は、去る4月14日に行政から説明を受け、引き続き現地視察を行い、
翌日15日には議員間討論の機会を設けました。
その中で、1月30日付で住民から環境経済委員会宛に出された、
安曇野市議会基本条例6条の5に基づく意見交換会の場を設ける要望についても検討しました。
この日の判断は議長預かりで持ち越しとなり、その後21日の議会全員協議会の場において、
議長は
「本件は係争中であるため、推移を見守る。意見交換会は今のところ開催しない。
今後の開催については議会運営委員会の場で検討する。」
と発言されました。
本件における議論では、同僚議員から「係争中のため、これ以上は立ち入らない。」、
「議会がやれることはない。」、「議会全体でやることではない。個々の議員活動においてやればいい。」
という意見が出され、また議長自身も前掲の判断をされました。
しかし、このような発言や議長判断は、
司法や行政と独立した機関である議会の役割を自ら否定するとともに、
さらに先の請願を全会一致で採択したという議会の責任を放棄しています。
また我々安曇野市議会が遵守すべき議会の憲法とも言うべき安曇野市議会基本条例6条の5にある
「議会は、市民の多様な意見等を把握する場として、市民との意見交換の場を設けるものとし、
市民から意見交換会開催の要望があったときは、これに応じるよう努めるものとする。」
という条文を空文化する悪しき前例を残してしまいます。
議会改革先進地の北海道栗山町では、町の議会基本条例に基づき、
町民の希望に柔軟に対応するため、
議会と住民がいつでも意見交換することができる一般会議を設置しており、
平成25年11月だけでも7回の一般会議が開催されており、
議会と住民がいつでも意見交換することができる機会として十分に機能しています。
「議会もまた市民参加の場であるべきで、市民が参加すればするほど、議会が活性化していく」
という認識は、議会改革の向かう方向性でもあります。
今回の議長判断が議会の合意となるならば、該当地域住民はもとより、
安曇野市民全体の議会不信、ひいては安曇野市政への不信を招きます。
議長が議長選での演説の際におっしゃった「信頼にもとづく議会運営」からはほど遠いものとなり、
議会改革の芽を摘み取ってしまうことにもなります。
つきましては住民との意見交換会の場を設けて頂くよう要望いたします。
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