3月定例会を振り返って、その1~望三郎市議が議会で発言したこと
- 2014/03/25
- 04:48
3月定例会が終わりました。
新年度の安曇野市の予算440億について審議する、という今回の定例会でしたが、
望三郎市議が今回の議会で、どのようなことを訴えたかを2回にわたってお伝えします。
まず議会前半は一般質問がありました。
望三郎市議は以下の2つの質問をしました。
・観光振興ビジョン『安曇野暮らしツーリズム』の具体的な実現に向けて
・北小倉鳴沢川河川敷道路の適正な維持管理を
これについては近日中に質問と答弁の全文をアップしたいと思います。
また録画DVDがありますのでご覧になりたい方はお貸しします
次に環境経済委員会で望三郎市議が発言した内容は以下です。
予算書を読み込み、疑問に思ったこと、確認したいことを質問しました。
①地域ブランド化構築事業
安曇野ブランド創出事業補助金 予算278万
これはどんな団体が補助を受けているのか?その選定基準は?
②商工労政課の商店街等支援助成事業(空き店舗等活用事業) 予算956万
助成事業の状況
(対象空き店舗の数、周知方法、利用率、選定方法、開店後店舗の継続性)
今後、空き店舗の把握、周知方法、例えば創業コンテストのようなことをして、
もっとこの事業を売り出せないか?
新規移住者にとっても、若手世代にとっても挑戦する機会になる。
③ハーフマラソン 交流促進事業
企画は面白い。あとはどのように市民や市民活動グループを巻き込んでいくか。
④昨夏大発生したマイマイガについて マイマイガについて付けられた予算はないが、
予算環境衛生費総務費の需用費(179万)の中で対応とのこと。
西部保育園横の小倉グラウンドなどに見られた多数の卵塊は大分とって頂いた。感謝。
ただ多目的施設の高いところとか、地面近く、隙間、木の見えにくいところなどにあった。
一つの卵塊から300以上の幼虫が出てくるので、一つでも駆除してもらいたい。
発生から2~3年は大発生が続くとのこと。果たしてこれで対応できるのか?
特に羽化が始まる4月下旬~5月上旬の前にとってほしい。
⑤松くい虫被害対策事業 予算2億2千7百万
有人ヘリによる空中散布について質問しました。
・予算書及び概要書に「有人ヘリによる特別防除」の表記が無い。
また広報あづみのでも数行のみでの説明。
賛否の最も分れるこの件について、なぜ住民にしっかりそのことを説明しないのか。
・農林部長は「(有人ヘリによる散布は)地域からの要望、地域からの要望」というが、
区からの正式な要望書は出ているのか?潮沢地区では空中散布の要望を上げたわけではない。
松枯れ問題の対策を望んでいるだけで、それを空中散布に結びつけたのは行政ではないか?
・昨年6月の無人ヘリでの試行散布について。その1 効果について
「効果についての結果は6月にならないと分らない。」
という農林部長の答弁が一般質問でありました。
効果が検証されてないのに、有人ヘリによる散布となるのはおかしい。
効果があるのかないのかを、まずしっかりと検証すべき。
・昨年6月の無人ヘリでの試行散布について。その2 環境や生態系への影響について
ホームページに掲載されている市の調査報告では基準値以下で問題なしとのこと。
しかし、先日養蜂業者の方の話を聴く機会があったが、
ミツバチの大量死など確実に生態系に影響があることが分かる。
このような現場の方の話をもっと議会や行政も聞くべき。
・島根県出雲市や上田市の例
空中散布の絶対の安全性が確立されるまでの間は、
実施をしないという予防原則の方針を取っている。
・長野県の「松くい虫防除のための農薬の空中散布の今後のあり方」では、
「リスクコミュニケーション」について明記されている。
※リスクコミュニケーションとは?
市民、行政、事業者など立場の違う関係者の間で、
リスクに関する情報や意見等を交換し、共有することにより、
相互に意思の疎通と理解を図って、リスクを低減していこうとする取組のこと。
以上のような観点から、6月に有人ヘリ散布を実施するのは拙速であり、
もっと丁寧な検証と住民との対話を図るべきである、と発言しました。
この質疑の中で、林務課長は「住民の賛成が得られなければ空中散布はしない。」
と言った内容の答弁をしています。
空中散布は私たち市民、とりわけ該当地域の住民の方たちの反対があれば、
止められる、ということになります。
今後、どのように空中散布反対の世論を作っていくかが重要です。
その他、本会議で行われる議案質疑という機会に、
・子宮頸がんワクチンについての現状と市の方針について
・原子力災害対策のヨウ素剤の備蓄とその配布体制について
を質問しました。
他にも最終日の議案の討論で、
・三郷支所の建替え整備における安曇野市政のあり方について
・中央図書館における監視カメラの設置について
・市歌の作成について
発言しました。
先輩議員から、
「議会では発言してナンボ。黙っていては一切の議論は起こらない。」
とよくアドバイスをもらうのですが、上記については、発言した分、市の答弁があるわけで、
公の議論の場であり、市としての公の見解が出される議会にあって、
しっかりと議論の俎上に乗せて、注目・公化していくことは大事だと思っています。
尚、これらの質問と答弁については、いずれも議事録に残ります。
今後市のホームページに掲載されますでの関心ある方はご覧ください。
http://www.gijiroku.jp/gikai/cgi-bin/wwwFrameBase.exe?A=frameBase_etu&USR=azumino&PWD=&L=1&S=31
新年度の安曇野市の予算440億について審議する、という今回の定例会でしたが、
望三郎市議が今回の議会で、どのようなことを訴えたかを2回にわたってお伝えします。
まず議会前半は一般質問がありました。
望三郎市議は以下の2つの質問をしました。
・観光振興ビジョン『安曇野暮らしツーリズム』の具体的な実現に向けて
・北小倉鳴沢川河川敷道路の適正な維持管理を
これについては近日中に質問と答弁の全文をアップしたいと思います。
また録画DVDがありますのでご覧になりたい方はお貸しします
次に環境経済委員会で望三郎市議が発言した内容は以下です。
予算書を読み込み、疑問に思ったこと、確認したいことを質問しました。
①地域ブランド化構築事業
安曇野ブランド創出事業補助金 予算278万
これはどんな団体が補助を受けているのか?その選定基準は?
②商工労政課の商店街等支援助成事業(空き店舗等活用事業) 予算956万
助成事業の状況
(対象空き店舗の数、周知方法、利用率、選定方法、開店後店舗の継続性)
今後、空き店舗の把握、周知方法、例えば創業コンテストのようなことをして、
もっとこの事業を売り出せないか?
新規移住者にとっても、若手世代にとっても挑戦する機会になる。
③ハーフマラソン 交流促進事業
企画は面白い。あとはどのように市民や市民活動グループを巻き込んでいくか。
④昨夏大発生したマイマイガについて マイマイガについて付けられた予算はないが、
予算環境衛生費総務費の需用費(179万)の中で対応とのこと。
西部保育園横の小倉グラウンドなどに見られた多数の卵塊は大分とって頂いた。感謝。
ただ多目的施設の高いところとか、地面近く、隙間、木の見えにくいところなどにあった。
一つの卵塊から300以上の幼虫が出てくるので、一つでも駆除してもらいたい。
発生から2~3年は大発生が続くとのこと。果たしてこれで対応できるのか?
特に羽化が始まる4月下旬~5月上旬の前にとってほしい。
⑤松くい虫被害対策事業 予算2億2千7百万
有人ヘリによる空中散布について質問しました。
・予算書及び概要書に「有人ヘリによる特別防除」の表記が無い。
また広報あづみのでも数行のみでの説明。
賛否の最も分れるこの件について、なぜ住民にしっかりそのことを説明しないのか。
・農林部長は「(有人ヘリによる散布は)地域からの要望、地域からの要望」というが、
区からの正式な要望書は出ているのか?潮沢地区では空中散布の要望を上げたわけではない。
松枯れ問題の対策を望んでいるだけで、それを空中散布に結びつけたのは行政ではないか?
・昨年6月の無人ヘリでの試行散布について。その1 効果について
「効果についての結果は6月にならないと分らない。」
という農林部長の答弁が一般質問でありました。
効果が検証されてないのに、有人ヘリによる散布となるのはおかしい。
効果があるのかないのかを、まずしっかりと検証すべき。
・昨年6月の無人ヘリでの試行散布について。その2 環境や生態系への影響について
ホームページに掲載されている市の調査報告では基準値以下で問題なしとのこと。
しかし、先日養蜂業者の方の話を聴く機会があったが、
ミツバチの大量死など確実に生態系に影響があることが分かる。
このような現場の方の話をもっと議会や行政も聞くべき。
・島根県出雲市や上田市の例
空中散布の絶対の安全性が確立されるまでの間は、
実施をしないという予防原則の方針を取っている。
・長野県の「松くい虫防除のための農薬の空中散布の今後のあり方」では、
「リスクコミュニケーション」について明記されている。
※リスクコミュニケーションとは?
市民、行政、事業者など立場の違う関係者の間で、
リスクに関する情報や意見等を交換し、共有することにより、
相互に意思の疎通と理解を図って、リスクを低減していこうとする取組のこと。
以上のような観点から、6月に有人ヘリ散布を実施するのは拙速であり、
もっと丁寧な検証と住民との対話を図るべきである、と発言しました。
この質疑の中で、林務課長は「住民の賛成が得られなければ空中散布はしない。」
と言った内容の答弁をしています。
空中散布は私たち市民、とりわけ該当地域の住民の方たちの反対があれば、
止められる、ということになります。
今後、どのように空中散布反対の世論を作っていくかが重要です。
その他、本会議で行われる議案質疑という機会に、
・子宮頸がんワクチンについての現状と市の方針について
・原子力災害対策のヨウ素剤の備蓄とその配布体制について
を質問しました。
他にも最終日の議案の討論で、
・三郷支所の建替え整備における安曇野市政のあり方について
・中央図書館における監視カメラの設置について
・市歌の作成について
発言しました。
先輩議員から、
「議会では発言してナンボ。黙っていては一切の議論は起こらない。」
とよくアドバイスをもらうのですが、上記については、発言した分、市の答弁があるわけで、
公の議論の場であり、市としての公の見解が出される議会にあって、
しっかりと議論の俎上に乗せて、注目・公化していくことは大事だと思っています。
尚、これらの質問と答弁については、いずれも議事録に残ります。
今後市のホームページに掲載されますでの関心ある方はご覧ください。
http://www.gijiroku.jp/gikai/cgi-bin/wwwFrameBase.exe?A=frameBase_etu&USR=azumino&PWD=&L=1&S=31
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