提案が実現していく喜び
- 2023/01/19
- 17:23
長いですが、ぜひ最後まで読んでください。特に最後の★印。
安曇野市の広報「あづみの」がリニューアルしました。
題字もやさしいパステル調で、手に取ってみたくなる感じ。
市も変化していきますね。
議会だよりも広報委員会のメンバーが頑張ってくれていますので、
こちらも注目してくださいね。
市の広報あづみの最新号
https://www.city.azumino.nagano.jp/uploaded/attachment/55947.pdf
さて広報あづみの1月号にも載っているのですが、
「学校給食に有機米等を提供しませんか?」という市の発信。
有機農産物の学校給食は全国各地で取り組みが進んでおり、全国的な流れになりつつあります。
安曇野市議会でも小林純子議員が、令和元年の9月より何度か提案していました。
私も昨年9月の定例会一般質問「持続可能な農業への転換~学校給食の有機米を端緒に~」で、
学校給食の有機米の回数を増やそうと提案しました。
4年度は1回だったのですが、新年度5年度は学期に1回の計3回に増やすようです。
(まだ予算案が出てくるのはこのあとの3月定例会で。)
やった~~~!
今後、有機米の回数が増えていくことでしょう。
安曇野は米どころ。若く頼もしいお米農家さんたちもたくさんいます。
その農家さんたちが学校給食の有機米づくりを取り組んでもらえたら、
安曇野の農業も生物の多様性や水環境も守られる持続可能な農業へと変わっていくことでしょう。
1回から3回への増加は小さな一歩かもしれませんが、とても大きな一歩です。
この後、お米農家さんにもそのことを呼び掛けていこうと思います。
もう1つ。
安曇野市が太陽光発電パネルの設置に関する新しい条例を作ろうとしています。
ゼロカーボンに向けて、再生可能エネルギーの創出は安曇野でも必須課題です。
太陽光発電は現時点では有効な手段ですが、
一方で森林や林地を伐採しての開発や市民の居住空間に設置されて、
景観など生活環境を悪化させる、また外部開発事業者による不正な開発など問題も多いです。
私も議員になって、太陽光発電に関する開発について、市民相談を何件も受けてきました。
住民訴訟にもなった穂高サンクラブ前の施設、明科の住宅地内に作られる施設、
そして今は洞合自然公園隣地の開発など。
大型パネルが設置された例もあるし、住民のみなさんの頑張りで防げた例もあります。
これらに関わり思ったのは、その都度開発案件に対し、住民力で跳ね返す労力は大変で、
その力がある地域は踏ん張れるが、そうでないところは侵出されてしまうということ。
このように住民力に頼るのではなく、
制度としてしっかりとした枠組みを作らなければならないということでした。
規制するところは規制し、一方規制ばかりではゼロカーボンが達成できませんから、
促進するところは促進する。
そんなメリハリの利いた仕組み=すなわち安曇野市の条例が必要です。
ということを昨年12月の定例会一般質問
「太陽光発電推進の落とし穴を塞ぐ~安曇野市に太陽光パネル設置の『促進区域』はあるのか~」
で提案しました。
それに対し市長は、「新たな条例制定が必要だ。」と答弁しました。
そして早速条例骨子案を示したのが今回。
1月24日が締め切りのパブリックコメントを今募集しています。
今晩、条例骨子案の勉強会を有志でやります。
市が制定しようとする条例に抜けや漏れが無いかを検討します。
本件に意見ある方、ぜひパブコメを出してくださいね。
以下条例骨子案。
https://www.city.azumino.nagano.jp/site/pub-com/98240.html
それにしても、議会答弁で「制定が必要」というので、
新年度にその検討を始めるのかなと思ったら、
1月パブコメ、3月定例会に議案提出、そして7月からは施行とのこと。
いや~~市長、早い!
さてここからが本題。
★こんなふうに議会の一般質問などで提案したことが実現していくのは嬉しいですね。
市のとある部長から、
「増田議員の質問、前回(給食の有機米)も今回(太陽光条例)も満額回答じゃないですか。
他の議員のみなさんから、やっかまれませんか?」と笑って聞かれちゃいました。
もちろん、「望三郎が言ったから実現した!」なんて勘違いはしてません。
学校給食の有機米なら、小林純子議員がその端緒を切り拓き、
何度も議会で議論を起こしてくれていました。
その流れの上で僕も一緒になって更なる提案を仕掛けていったということですね。
そして何よりも、有機給食にしても、太陽光条例にしても、
いずれも社会的な課題やまちづくりの2歩先、3歩先を考えていれば見えてくること。
本筋(すじ)とでも言いましょうか。
そして太田市長は当然それを見据える目を持っておられる。
議員としても、しっかりと勉強し、本筋を見つけていけば、
行政と議員の提案は一致していくのかなと思っています。
前市長の時は、北小倉ゴミ問題をやってるというだけで塩対応(=冷淡な接し方)でしたが、
太田市長はそんなことはありません。筋の分かる方。
私としても、社会課題へのアンテナをしっかり張って、まちの市民の要望をしっかりと聴いて、
市の行く末の二歩先、三歩先、本筋を見据え、議会でしっかりと議論を興していこうと思います。
蛇足。
無所属でいる私に対し、「会派に属さないと何もできないよ。」
と市民からも同僚議員からも言われたことがありますが、そんなことはありませんね。
政策提案と実現は、会派に属さずとも、ここまでやれますよ。(笑)
安曇野市の広報「あづみの」がリニューアルしました。
題字もやさしいパステル調で、手に取ってみたくなる感じ。
市も変化していきますね。
議会だよりも広報委員会のメンバーが頑張ってくれていますので、
こちらも注目してくださいね。
市の広報あづみの最新号
https://www.city.azumino.nagano.jp/uploaded/attachment/55947.pdf
さて広報あづみの1月号にも載っているのですが、
「学校給食に有機米等を提供しませんか?」という市の発信。
有機農産物の学校給食は全国各地で取り組みが進んでおり、全国的な流れになりつつあります。
安曇野市議会でも小林純子議員が、令和元年の9月より何度か提案していました。
私も昨年9月の定例会一般質問「持続可能な農業への転換~学校給食の有機米を端緒に~」で、
学校給食の有機米の回数を増やそうと提案しました。
4年度は1回だったのですが、新年度5年度は学期に1回の計3回に増やすようです。
(まだ予算案が出てくるのはこのあとの3月定例会で。)
やった~~~!
今後、有機米の回数が増えていくことでしょう。
安曇野は米どころ。若く頼もしいお米農家さんたちもたくさんいます。
その農家さんたちが学校給食の有機米づくりを取り組んでもらえたら、
安曇野の農業も生物の多様性や水環境も守られる持続可能な農業へと変わっていくことでしょう。
1回から3回への増加は小さな一歩かもしれませんが、とても大きな一歩です。
この後、お米農家さんにもそのことを呼び掛けていこうと思います。
もう1つ。
安曇野市が太陽光発電パネルの設置に関する新しい条例を作ろうとしています。
ゼロカーボンに向けて、再生可能エネルギーの創出は安曇野でも必須課題です。
太陽光発電は現時点では有効な手段ですが、
一方で森林や林地を伐採しての開発や市民の居住空間に設置されて、
景観など生活環境を悪化させる、また外部開発事業者による不正な開発など問題も多いです。
私も議員になって、太陽光発電に関する開発について、市民相談を何件も受けてきました。
住民訴訟にもなった穂高サンクラブ前の施設、明科の住宅地内に作られる施設、
そして今は洞合自然公園隣地の開発など。
大型パネルが設置された例もあるし、住民のみなさんの頑張りで防げた例もあります。
これらに関わり思ったのは、その都度開発案件に対し、住民力で跳ね返す労力は大変で、
その力がある地域は踏ん張れるが、そうでないところは侵出されてしまうということ。
このように住民力に頼るのではなく、
制度としてしっかりとした枠組みを作らなければならないということでした。
規制するところは規制し、一方規制ばかりではゼロカーボンが達成できませんから、
促進するところは促進する。
そんなメリハリの利いた仕組み=すなわち安曇野市の条例が必要です。
ということを昨年12月の定例会一般質問
「太陽光発電推進の落とし穴を塞ぐ~安曇野市に太陽光パネル設置の『促進区域』はあるのか~」
で提案しました。
それに対し市長は、「新たな条例制定が必要だ。」と答弁しました。
そして早速条例骨子案を示したのが今回。
1月24日が締め切りのパブリックコメントを今募集しています。
今晩、条例骨子案の勉強会を有志でやります。
市が制定しようとする条例に抜けや漏れが無いかを検討します。
本件に意見ある方、ぜひパブコメを出してくださいね。
以下条例骨子案。
https://www.city.azumino.nagano.jp/site/pub-com/98240.html
それにしても、議会答弁で「制定が必要」というので、
新年度にその検討を始めるのかなと思ったら、
1月パブコメ、3月定例会に議案提出、そして7月からは施行とのこと。
いや~~市長、早い!
さてここからが本題。
★こんなふうに議会の一般質問などで提案したことが実現していくのは嬉しいですね。
市のとある部長から、
「増田議員の質問、前回(給食の有機米)も今回(太陽光条例)も満額回答じゃないですか。
他の議員のみなさんから、やっかまれませんか?」と笑って聞かれちゃいました。
もちろん、「望三郎が言ったから実現した!」なんて勘違いはしてません。
学校給食の有機米なら、小林純子議員がその端緒を切り拓き、
何度も議会で議論を起こしてくれていました。
その流れの上で僕も一緒になって更なる提案を仕掛けていったということですね。
そして何よりも、有機給食にしても、太陽光条例にしても、
いずれも社会的な課題やまちづくりの2歩先、3歩先を考えていれば見えてくること。
本筋(すじ)とでも言いましょうか。
そして太田市長は当然それを見据える目を持っておられる。
議員としても、しっかりと勉強し、本筋を見つけていけば、
行政と議員の提案は一致していくのかなと思っています。
前市長の時は、北小倉ゴミ問題をやってるというだけで塩対応(=冷淡な接し方)でしたが、
太田市長はそんなことはありません。筋の分かる方。
私としても、社会課題へのアンテナをしっかり張って、まちの市民の要望をしっかりと聴いて、
市の行く末の二歩先、三歩先、本筋を見据え、議会でしっかりと議論を興していこうと思います。
蛇足。
無所属でいる私に対し、「会派に属さないと何もできないよ。」
と市民からも同僚議員からも言われたことがありますが、そんなことはありませんね。
政策提案と実現は、会派に属さずとも、ここまでやれますよ。(笑)
- 関連記事
-
- 2023年度当初予算案の解説 (2023/03/15)
- 提案が実現していく喜び (2023/01/19)
- こども観のアップデート~川崎市夢パークを視察して~ (2023/01/13)