増田望三郎です。こんばんは。
三寒四温とはよく言ったもので、また寒さが戻ってきましたね。
福島・宮城ではまた震災。こちらも本当に気の毒な状況です。
コロナでボランティアも集められないとか。
ウクライナの状況といい、本当に平穏な日常が訪れますように。
さて32日間の長丁場、3月定例会が終わりました。
新年度予算案や多文化共生の理念条例、
化学物質過敏症と香りの害についての陳情などが可決・採択されました。
最終日は各議案に対して、賛成または反対の議決をしていくのだけど、
「討論通告」というのがあって、これはしっかり議論をしたいという議案については通告書を出し、
各議員が賛成・反対の立場でその理由を言い合うのです。
(ちなみに行政側はそれを座って聴いているだけ。この日は一切発言しません。)
安曇野市議会は、この最終日にしっかりと討論し合うことが多く、
その分時間も長くなってしまいます。
遅くまでやってるので、ある県議さんからは、
「安曇野市議会、マジメだね~。」と言われたこともあります。
でも、それは議会・議員としては当然のこと。
発言のクオリティーはさておき、
一人一人が自分の考えを一生懸命述べていこうとする議員が多いのです。
今日傍聴に来てくれていた友人のFB発信を本人許可のもと引用しますね。
Oさん投稿
【またまた議会傍聴】
今回はかなりおもしろかったぞ。
そして、かなり頭にもきたぞ。
賛成意見、反対意見がガンガン飛び交う!
何も知らない一市民としての意見は僕にもある。
でも、市の財政を考えると答えが出しにくい
賛成意見も反対意見も、どちらにも
そうそう、そーだよね!となる
議員さんみんな、安曇野市のためにこれがいいと自分自身の信念を持って発言をする
そして「決める。」
かっこいい!
なのに、なのに、
言っちゃうよ!
1人の議員さん、最悪。
議案の善し悪しというよりも、発言者が嫌いなのか?
中学生のような挙げ足取りばかりしている。
情けない。
2000人も投票してくれた人たちがいるのに、そんな低レベルの発言しかできないのか??
さらには、他の議員を侮辱するような言い回し
しかも、何回も何回も。
言葉使い、礼儀、全てが中学生。
そんな議員さんを選んでしまう
主義主張もない、候補者の人格すらも問わない
田舎の「オラが地区から議員さんを出さねば」
というつまらない選挙。
市民は見ているぞ!
今日は私の教え子の中学生も傍聴??
中学生も見ているぞ!恥ずかしいぞ!
以上
さて、私は今日の最終日に以下の3つの議案で討論しました。
自分なりに練って準備した討論を心を込めて発言することを3回もやると、
緊張や集中で、終わった後はヘロヘロです。
①多文化共生を推進しようとする条例改正について
②新年度予算案で5~11歳のワクチン接種を慎重にすべき
③化学物質過敏症と香りの害について
それぞれ長いので、ここでは②について、どんな討論をしたのかを書きます。
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望三郎議員の討論
【新年度予算案で5~11歳のワクチン接種を慎重にすべき】
新年度予算案について賛成の立場で討論いたします。今回は1点だけ言及いたします。
新年度予算に計上されている5歳~11歳の小児におけるコロナワクチン接種についてです。
本市では対象児に対し2月25日にワクチン接種券を送付し、まさに明日19日より接種がスタートします。
私のところにも、保護者からの子どものワクチン接種について不安があるという相談を何軒も受けています。
私自身は2回のワクチン接種を受けており、ワクチン接種を否定するものではありませんが、
この年代の子どもたちへのワクチン接種についてはどうなのかと、自分なりにも改めて調べ、考えてみました。
そんな中で、大阪府泉大津市の南出市長が「健康な子供への接種に合理性を見いだせない3つの理由。」
という動画を市の公式ホームページで発信しています。それを紹介いたします。
1つめはエビデンスが無いということ。令和4年2月9日衆議院予算委員会で後藤厚生労働大臣の答弁で
「オミクロン株については5歳から11歳の直接データは現時点では存在していない。」
「薬事衛生食品審議会においても、5歳から11歳に対しても、成人と同様の効果があると
推測されているのが科学的な正確な言葉。」と発言しています。
すなわち、現状は明確なエビデンスが無いわけですね。
2つ目は「健康な子どもの重症化は極めて稀(まれ)」ということです。デルタ株流行期と比較したオミクロン株流行期の発生届時の
肺炎以上の症例割合の比という資料があります。
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の2月10日の委員提出資料ですが、
これによると5~11歳ではデルタ株の時が0.2%だったのに対し、
オミクロン株では0.08%となっており、重症化割合が相対的に低くなっています。
「オミクロン株は若年層にとっては、軽症で推移する季節性インフルエンザ並みの感染症であり、
高齢者や基礎疾患のある人にとっては、季節性インフルエンザよりも重症化しやすい感染症である。」
とは大阪府のコロナ対策本部会議専門家座長の発言です。
3つ目は「副反応リスクが高い」ということです。2月18日に開催された先の予防接種・ワクチン分科会での資料によると、
2年間の累積コロナ死亡者数は10代で4名であるのに対し、
ワクチン接種後の死亡は5名、重篤患者数は398名となっています。
また一足先に5~11歳のワクチン接種を行っているアメリカでの
5歳~11歳のワクチン副反応調査についての資料があります。
これは公開されているものですが、2回目の接種者数29,899名のうち、
7.4%が日常生活に支障、10.9%が登校できないという調査結果が出ています。
以上、
私はワクチン接種の反対派でも推進派でもなく、慎重であるべきだと考えています。
まして、みんなが打つから打った方がいいとか、
打たないと肩身が狭いというような同調圧力の中で打つべきではない。
そのような中で、健康な小児についての接種は合理性が見出せないとする意見について賛同するものです。本市においても、5歳~11歳の接種については
「感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について正しい知識を持った上で、
保護者の方の意思に基づいてご判断ください。」と案内されています。
本市としては、接種券の一斉送付を既に行い、明日からの接種が始まるわけですが、
保護者の判断材料の一つとしてお伝えしたいと思い、
また本市行政に対してもこのことをお伝えしたいと思い、予算案賛成討論の形で発言させて頂きました。
新年度予算案を認め、行政の確実な執行を期待するものです。
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というわけで、お子さんのワクチン接種について悩んでおられる方は、
判断材料の一つとして以下をご覧ください。
泉大津市南出市長の動画
https://youtu.be/mXWNRP8xY30
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