議会報告会とICT化に思う
- 2022/01/22
- 16:10
今年の冬は本当に寒い。
大寒も過ぎましたが、まだまだ寒さが続きますね。
さて今日は議会報告会とICT化について書いてみます。
議会では年に1回以上議会報告会を行うことを議会基本条例で定めています。
その報告会、今年度は2月5日(土)に豊科学習交流センターきぼうで行う予定でした。
ところが、オミクロン株の急激な拡大で実会場での開催は中止になりました。
このことを想定して、その場合はオンライン開催をすることを昨年末の会議で決めていました。
決めておいたことだから、すんなり進むのかと思っていたら、
議会報告会を運営する議会改革推進委員会での話し合いでは、
「オンラインでの開催では、突発的なことに対応できるのか。」
「ネット上では、参加した人たちが好き勝手にしてしまわないのか。」
というような意見が出てきて、オンラインでの開催自体が怪しい雰囲気に。
また、
「オンライン開催だとネットのできる一部の人しか参加できないのではないか。」
というような意見も飛び出しました。
私はこの議会改革推進委員会の委員長を勤めています。
「突発的なことや好き勝手な発言は、実会場開催でも起こりうる。」
「運営、進行側がしっかりと仕切れば、ちゃんとコントロールできる。」
「むしろ、オンラインの方がシステムを使ってやるので、それはやり易い。」と説明しました。
たぶんZoomを使ったことがない人は、
「どんなものかが分からない。」ということからの不安が出てくるのだと思います。
それは仕方ないこと。案ずるより、やってみることです。
一方、
「オンライン開催だと一部の人しか参加できないのではないか。」
という意見については、
「それは実会場でも、時間を作って会場に来れる人しか来れない。」
「今回はオンライン開催ということで、Zoomを使っている人(今回使ってみる人)しか
アクセスできない状況にあるが、だからと言ってオンライン開催自体を止める理由にはならない。」
と言うようなことを説明しました。
1年前の議会報告会も実会場開催ができず、
議員だけが集まって説明した様子を録画し、
それを後からネット上で見られるようにしました。
今回はそこから一歩進んで、
オンライン会議システムを使っての「リアルタイム=生」配信をし、
我われ議員側の説明だけでなく、
市民のみなさんからも質問や意見をもらう「双方向」の報告会にしています。
もちろん、その様子を録画して前回同様あとからネットで見られるようにもします。
Zoomによるリアルタイム参加と、ネットに接続して録画視聴と、前年より進んだ取り組みです。
★さあここからが一番お伝えしたいこと。★
私は今回のリアルタイムでの報告会には2つの意義があると思っています。
1つ目は、議会ICT化における、越えなければならないハードルであるということ。
こう書くと、「何を大げさな・・・。」と思う人もいるかもしれませんが、
それぐらい、議員のみなさんは、Zoomを使っての報告会が大きなハードルに思えているようです。
でも、我々議会はICT化を進め、さらに議員一人一人がタブレット端末を持って議会活動を進める、
というICT化推進計画を立てて、予算要求までしているのです。
新年度予算には組み込まれませんでしたが。
公金を使ってICT化を進めようという我々議会が、
オンラインでのリアルタイム報告会をサクッとやれないようじゃ、ICT化はおぼつかないし、
そんな議員にタブレットを持たせても予算の無駄遣いと言われかねません。
2つ目は、議会や市政に対しての新たな関心層、関心を持ってもらえる市民が増える可能性です。
これまでの実会場には、実際に時間を確保し、わざわざ足を運んでくださる市民の方々が参加していました。
市政や議会に一言ある、熱心な市民のみなさんです。
もしかしたら、そのような人たちは今回はZoomが使えず、アクセスできないかもしれません。
ぜひ録画を見てください。
一方で、自宅からアクセスできるので、家に居ながらにして議会の報告を聞けるわけです。
当日が大雪だったとしても、参加できる。
そしてICTを使いこなせる世代、それはこれまでは投票率の低かった
20代~50代ぐらいまでの参加が期待できる。
新たな市政関心層を生み出せるのではと考えるわけです。
またこれまで実会場でやる場合の参加者は多くて30人ぐらいだったでしょうか。
それよりも人数が多ければ、ICTによる議会の広報・広聴機能が強化できたとも言える。
逆に、オンラインでの参加人数が2~3人なら、
「オンラインでやっても全然ダメじゃん。」ということになってしまいかねない。
私は議会改革推進委員長として、
この2つの意義・狙いをもって、今度の議会報告会を取り組もうとしています。
2月5日(土)午後6時~議会報告会をオンライン開催します。
★Zoomのリンクアドレスは来週の半ばにはみなさんにお知らせできると思います。★
ぜひ、今回の2つの意義を汲み取っていただき、議会報告会にアクセスしてください。
ps
既に発信していますが、
明日23日に予定していた望三郎他4人の議員の合同報告会は中止です。
代替として2月6日(日)午後2時~オンライン開催します。
2月5日(土)午後6時~議会報告会、翌日6日(日)の合同報告会と
オンラインでの開催が続きます。
気持ちとしては、議会改革のことを考えると、
6日より議会報告会の方の市民参加が増えた方が嬉しいですが・・・。
●安曇野市議会議員の合同報告会
(※2月5日の議会報告会と間違えないようにしてくださいね。)
日時:2月6日(日)午後2時~3時30分(最大延長4時まで)
参加議員:小林純子、増田望三郎、橋本裕二、増井裕壽
内容:前半)昨年12月定例会報告/新議会での各議員の抱負
後半)参加した市民のみなさんとのトーク(質疑応答やフリートーク)
Zoomリンク
https://us02web.zoom.us/j/83067911400
ミーティングID: 830 6791 1400
大寒も過ぎましたが、まだまだ寒さが続きますね。
さて今日は議会報告会とICT化について書いてみます。
議会では年に1回以上議会報告会を行うことを議会基本条例で定めています。
その報告会、今年度は2月5日(土)に豊科学習交流センターきぼうで行う予定でした。
ところが、オミクロン株の急激な拡大で実会場での開催は中止になりました。
このことを想定して、その場合はオンライン開催をすることを昨年末の会議で決めていました。
決めておいたことだから、すんなり進むのかと思っていたら、
議会報告会を運営する議会改革推進委員会での話し合いでは、
「オンラインでの開催では、突発的なことに対応できるのか。」
「ネット上では、参加した人たちが好き勝手にしてしまわないのか。」
というような意見が出てきて、オンラインでの開催自体が怪しい雰囲気に。
また、
「オンライン開催だとネットのできる一部の人しか参加できないのではないか。」
というような意見も飛び出しました。
私はこの議会改革推進委員会の委員長を勤めています。
「突発的なことや好き勝手な発言は、実会場開催でも起こりうる。」
「運営、進行側がしっかりと仕切れば、ちゃんとコントロールできる。」
「むしろ、オンラインの方がシステムを使ってやるので、それはやり易い。」と説明しました。
たぶんZoomを使ったことがない人は、
「どんなものかが分からない。」ということからの不安が出てくるのだと思います。
それは仕方ないこと。案ずるより、やってみることです。
一方、
「オンライン開催だと一部の人しか参加できないのではないか。」
という意見については、
「それは実会場でも、時間を作って会場に来れる人しか来れない。」
「今回はオンライン開催ということで、Zoomを使っている人(今回使ってみる人)しか
アクセスできない状況にあるが、だからと言ってオンライン開催自体を止める理由にはならない。」
と言うようなことを説明しました。
1年前の議会報告会も実会場開催ができず、
議員だけが集まって説明した様子を録画し、
それを後からネット上で見られるようにしました。
今回はそこから一歩進んで、
オンライン会議システムを使っての「リアルタイム=生」配信をし、
我われ議員側の説明だけでなく、
市民のみなさんからも質問や意見をもらう「双方向」の報告会にしています。
もちろん、その様子を録画して前回同様あとからネットで見られるようにもします。
Zoomによるリアルタイム参加と、ネットに接続して録画視聴と、前年より進んだ取り組みです。
★さあここからが一番お伝えしたいこと。★
私は今回のリアルタイムでの報告会には2つの意義があると思っています。
1つ目は、議会ICT化における、越えなければならないハードルであるということ。
こう書くと、「何を大げさな・・・。」と思う人もいるかもしれませんが、
それぐらい、議員のみなさんは、Zoomを使っての報告会が大きなハードルに思えているようです。
でも、我々議会はICT化を進め、さらに議員一人一人がタブレット端末を持って議会活動を進める、
というICT化推進計画を立てて、予算要求までしているのです。
新年度予算には組み込まれませんでしたが。
公金を使ってICT化を進めようという我々議会が、
オンラインでのリアルタイム報告会をサクッとやれないようじゃ、ICT化はおぼつかないし、
そんな議員にタブレットを持たせても予算の無駄遣いと言われかねません。
2つ目は、議会や市政に対しての新たな関心層、関心を持ってもらえる市民が増える可能性です。
これまでの実会場には、実際に時間を確保し、わざわざ足を運んでくださる市民の方々が参加していました。
市政や議会に一言ある、熱心な市民のみなさんです。
もしかしたら、そのような人たちは今回はZoomが使えず、アクセスできないかもしれません。
ぜひ録画を見てください。
一方で、自宅からアクセスできるので、家に居ながらにして議会の報告を聞けるわけです。
当日が大雪だったとしても、参加できる。
そしてICTを使いこなせる世代、それはこれまでは投票率の低かった
20代~50代ぐらいまでの参加が期待できる。
新たな市政関心層を生み出せるのではと考えるわけです。
またこれまで実会場でやる場合の参加者は多くて30人ぐらいだったでしょうか。
それよりも人数が多ければ、ICTによる議会の広報・広聴機能が強化できたとも言える。
逆に、オンラインでの参加人数が2~3人なら、
「オンラインでやっても全然ダメじゃん。」ということになってしまいかねない。
私は議会改革推進委員長として、
この2つの意義・狙いをもって、今度の議会報告会を取り組もうとしています。
2月5日(土)午後6時~議会報告会をオンライン開催します。
★Zoomのリンクアドレスは来週の半ばにはみなさんにお知らせできると思います。★
ぜひ、今回の2つの意義を汲み取っていただき、議会報告会にアクセスしてください。
ps
既に発信していますが、
明日23日に予定していた望三郎他4人の議員の合同報告会は中止です。
代替として2月6日(日)午後2時~オンライン開催します。
2月5日(土)午後6時~議会報告会、翌日6日(日)の合同報告会と
オンラインでの開催が続きます。
気持ちとしては、議会改革のことを考えると、
6日より議会報告会の方の市民参加が増えた方が嬉しいですが・・・。
●安曇野市議会議員の合同報告会
(※2月5日の議会報告会と間違えないようにしてくださいね。)
日時:2月6日(日)午後2時~3時30分(最大延長4時まで)
参加議員:小林純子、増田望三郎、橋本裕二、増井裕壽
内容:前半)昨年12月定例会報告/新議会での各議員の抱負
後半)参加した市民のみなさんとのトーク(質疑応答やフリートーク)
Zoomリンク
https://us02web.zoom.us/j/83067911400
ミーティングID: 830 6791 1400
- 関連記事
-
- 2月5日のオンライン議会報告会のZoomアドレス (2022/01/29)
- 議会報告会とICT化に思う (2022/01/22)
- 12月定例会報告 (2021/12/25)