★NHK報道と望三郎選挙をふりかえる★

当選以来、たくさんの方たちにお祝いのメールを頂いています。
なかなか個別に返信することができずに申し訳ありません。

さて昨晩のNHKニュースを見てくださった方も多いと思います。
残念ながら、望三郎選挙の実体を捉えておらず、
本質を歪曲した報道に憤りを覚えています。

望三郎の選挙活動および今回の政治活動の中心は
地に足のついた、身体を使った活動です。
みんながリーフレットをすごい勢いで配ったり、
保育園を回りママたちに直接呼びかけたり、
北小倉のみなさんが地元のみなさんに投票依頼するなどをしたことが、
票につながったと思っています。
ネット選挙などではなく、従来型の草の根選挙だったと思うのです。

これからの安曇野を真剣に考えている地元の年配者と若者の結びつき、
移住して来た者と地の方々との結びつき、
若手世代の新たな結びつきなど、
お互いに理解を深め合いながら活動できた所が
望三郎選挙の一番素晴らしかった点だと思っています。




マスコミには好きに言わせておけばいいという意見もあるでしょうが、
わざわざメールしたのには、今回の誤報道での大きな実害があると思っているからです。

①まず一番の実害は、安曇野市内の有権者のみなさんが今日のニュースを見て、
「ああ、増田望三郎っていう人はネットを活用した人か。」
「そういうネット好きの若者に支持者が多いんだな。」
「一部の偏狭な若者たち」がネットを使って支持を広げたんだなという゛レッテル゛が広まること。

②次に全国の同じ志を持った若者たち・もしくは地方選挙を真剣に変えようと考えている人達が、
「ネットを活用すれば地方選で勝てるんだ。」という誤解が広まること。
地方選、特に市議選でネットで勝てるほど甘くはありません。

繰り返しになりますが、望三郎の支持者のみなさんには、
安曇野の美しい自然と暮らしを守ろるために、
懸命に応援してくれた地元果樹農家さんがいる。
これからは若い世代・新しい人たちに安曇野を創ってほしいと
支持してくれた年配の方々がいる。
自分たちの願う暮らし方を実現しようと奮闘し、
地元に溶け込み根づこうとしている移住者の人たちがいる。
日々の子育てを頑張り、この地を子どものふるさとにしようと
生きているパパやママたちがいる。
遠かった政治を望三郎を通じて関心を持ち始めた若い世代がいる。
そしてまだ有権者ではないが、新しい安曇野を創っていこうと頑張っている
我々大人たちの姿を、
見つめている子供たちがいる。

そんな人たちの思いの一つ一つが集まって、今度の選挙で勝てたのです。
そしてそんな立場の違う人たちがお互いを知り、受け入れ合い、融合が始まったことが
この選挙の面白さであり、本質でもあったのです。

望三郎を応援してくれたみなさんの心情を思うと胸が痛みます。
また自分がこの安曇野で生きてきた10年の中身をベースにしての今回の出馬であり、
当選だと思っていますが、そのことも全く伝えられず残念でした。

マスメディアの報道が、先に作り手の意図があり、そこに当て嵌めるような取材を繰り返し、
現場で生きている実際をくみ取り、伸展合適させていく柔軟性がないこともよく分りました。


ＮＨＫ報道は歪曲されてしまいましたが、
僕たちがやった選挙の実質価値はなんら下がるものではありません。

逆に、あの報道を見て違和感を持った方がいれば、それは自分たちがやってきた選挙活動の実質価値を捉えなおすチャンスだと思います。
「あんなふうに報道されたけど、なんか引っかかんだよな～。」
「じゃあ、いったい俺たちはどんなことをやれたのかなあ～。」と。

一方、「あれは、あれでいいじゃん。」というような思いの方もいるなら、
ぜひそれも聞かせてください。
そこにも何か未来の種があるかもしれない。


僕たちは、今回の活動を通し、未来の種をいっぱい蒔いた。
蒔いた種が芽を出し、成長し、花を咲かせ、実ができ、そしてその種がまた次代へと蒔かれていくことを描き合おう。

そんな話し合いの集会を持ちます。

●望三郎の安曇野市政集会（仮称）　ネームが硬いね。何かない？
10月13日(日)　午前10時半～12時半　at地球宿　※会終了後、持ち寄り昼食懇親会
内容）・今回の選挙を一人一人振り返る
　　　・望三郎市議が、これからやっていくこと
　　　・私（たち）が、望三郎市議とこれからやりたいこと

選挙が身近で楽しかったように、これからの議会・安曇野の政治も身近で楽しいものにしていこうよ！
僕たちには未来がある。次に進みましょう。

追記
写真は今回の選挙期間中に移したもの。
あの異様な産廃施設の壁をバックにした地元の果樹農家のみなさんとの写真。僕と悦子以外はすべて地元の人。
心に残る大好きな写真です。