9月定例会~安曇野市議会が、行政に待ったをかけた!
- 2020/09/26
- 00:32
【安曇野市議会が、行政に『待った』をかけた!】
市議会定例会も残すところ最終日だけとなりました。
いくつかこれまでの定例会の様子をダイジェストで。
まず、市民が出していた「安曇野の地下水を汚染させない陳情書」は、
議会に受理されたものの、審査せず、という扱いになりました。
議会には、請願や陳情の受理基準が明文化されており、
その中で裁判で係争中のものは審査しないという項目があるためです。
陳情内容が、北小倉のゴミ処理施設問題の裁判内容と同じだとされたのです。
陳情提出者のKさんが、何年もかけて毎日、毎朝施設まで出向いて
集めてきた下水処理量のデータをもとに、
安曇野の地下水を守ろうと訴えた陳情が審査されないのは不当な扱いだと思います。
それを決めたのは議会運営委員会。
私はそのメンバーではないので傍聴だけ。
小林純子議員らが、審査すべきと主張しましたが、最後は竹内秀太郎議運委員長が決めました。
この陳情内容、確かに裁判でも争点になっているところもありますが、
市は下水道管理者として、Kさんの主張の根拠となる
下水処理量のデータを持っており、確認することができます。
市のデータとKさんのデータが符合すれば、
Kさんの主張内容(=地下水へ汚水が浸透している可能性)の
根拠となるデータが正しいということになります。
市は裁判云々とは関係なく、安曇野の地下水を守るという観点で、
地下浸透の可能性について市はしっかりと向き合い、調査対応しなければなりません。
議会では陳情の審査されませんでしたが、
下水道処理の切り口で小林純子さんが経済建設委員会で質問をしました。
上下水道部長は、陳情内容を精査する、としか答えられませんでしたが。
北小倉のゴミ処理施設は問題が発生して15年以上経っています。
粉塵や騒音など近隣住民の平穏な暮らしを脅かしていますが、
中でも最大の問題は安曇野の地下水を汚しているのではないかという点です。
そこは何とか切り込んで、こじ開けて、市に調査を求めなけれなばりません。
次に、新総合体育館の施設使用料を定めた条例案について。
条例案に示された体育館使用料は、他の体育施設よりも割高なものでした。
市民にとっては、他の体育施設よりも割高で使いづらい施設と言えるかもしれません。
市は、「公の施設の使用料のあり方」というものを7月に定め、
それを初めて適用するのがこの体育館でした。
体育館の維持管理費などをもとに算出したわけですが、
その内容が議会にも示されていません。
私も議会の「議案質疑」の場で質問をし、算出根拠を明示することを伝えました。
それを受けての経済建設委員会では、委員全員がこの条例案を「継続審査」に決定。
議案の採択は12月定例会に持ち越されました。
今議会閉会後、12月までの間に行政による資料提示や詳細な説明を経て、
再度審議することになります。
ところで肝心なのはここから。
市が出してきた議案を、市議会が賛成せずに継続審査にしたのは、
私が議員になって初めてのことです。
なんでも、かんでも、行政が出してくることを賛成していた
オールスルー(すべて通す!)の議会だったのが
、(こう書くと議会のみなさんから怒られそうですが)議会がストップをかけたのです。
これ、実はとても大きなことなんですよ。
行政のやろうとすることに不備やおかしさがあれば、
それをチェックするのが議会の役割ですから。
議会がその機能を発揮したと言えます。
次に補正予算と令和元年度の決算認定。
今回の補正予算には、コロナ対策用品の購入費用などで7億円の追加、
身近なところでは妊婦さんのインフルエンザ予防接種費用の2000円補助が計上されています。
また決算認定については、大きな問題は無いと認識しています。
最後に、一般質問の議事録の粗稿ができました。
今回の質問テーマ「安曇野市にDX戦略は必要か?」です。
興味ある方は粗稿の上で送りますご連絡ください。
市議会定例会も残すところ最終日だけとなりました。
いくつかこれまでの定例会の様子をダイジェストで。
まず、市民が出していた「安曇野の地下水を汚染させない陳情書」は、
議会に受理されたものの、審査せず、という扱いになりました。
議会には、請願や陳情の受理基準が明文化されており、
その中で裁判で係争中のものは審査しないという項目があるためです。
陳情内容が、北小倉のゴミ処理施設問題の裁判内容と同じだとされたのです。
陳情提出者のKさんが、何年もかけて毎日、毎朝施設まで出向いて
集めてきた下水処理量のデータをもとに、
安曇野の地下水を守ろうと訴えた陳情が審査されないのは不当な扱いだと思います。
それを決めたのは議会運営委員会。
私はそのメンバーではないので傍聴だけ。
小林純子議員らが、審査すべきと主張しましたが、最後は竹内秀太郎議運委員長が決めました。
この陳情内容、確かに裁判でも争点になっているところもありますが、
市は下水道管理者として、Kさんの主張の根拠となる
下水処理量のデータを持っており、確認することができます。
市のデータとKさんのデータが符合すれば、
Kさんの主張内容(=地下水へ汚水が浸透している可能性)の
根拠となるデータが正しいということになります。
市は裁判云々とは関係なく、安曇野の地下水を守るという観点で、
地下浸透の可能性について市はしっかりと向き合い、調査対応しなければなりません。
議会では陳情の審査されませんでしたが、
下水道処理の切り口で小林純子さんが経済建設委員会で質問をしました。
上下水道部長は、陳情内容を精査する、としか答えられませんでしたが。
北小倉のゴミ処理施設は問題が発生して15年以上経っています。
粉塵や騒音など近隣住民の平穏な暮らしを脅かしていますが、
中でも最大の問題は安曇野の地下水を汚しているのではないかという点です。
そこは何とか切り込んで、こじ開けて、市に調査を求めなけれなばりません。
次に、新総合体育館の施設使用料を定めた条例案について。
条例案に示された体育館使用料は、他の体育施設よりも割高なものでした。
市民にとっては、他の体育施設よりも割高で使いづらい施設と言えるかもしれません。
市は、「公の施設の使用料のあり方」というものを7月に定め、
それを初めて適用するのがこの体育館でした。
体育館の維持管理費などをもとに算出したわけですが、
その内容が議会にも示されていません。
私も議会の「議案質疑」の場で質問をし、算出根拠を明示することを伝えました。
それを受けての経済建設委員会では、委員全員がこの条例案を「継続審査」に決定。
議案の採択は12月定例会に持ち越されました。
今議会閉会後、12月までの間に行政による資料提示や詳細な説明を経て、
再度審議することになります。
ところで肝心なのはここから。
市が出してきた議案を、市議会が賛成せずに継続審査にしたのは、
私が議員になって初めてのことです。
なんでも、かんでも、行政が出してくることを賛成していた
オールスルー(すべて通す!)の議会だったのが
、(こう書くと議会のみなさんから怒られそうですが)議会がストップをかけたのです。
これ、実はとても大きなことなんですよ。
行政のやろうとすることに不備やおかしさがあれば、
それをチェックするのが議会の役割ですから。
議会がその機能を発揮したと言えます。
次に補正予算と令和元年度の決算認定。
今回の補正予算には、コロナ対策用品の購入費用などで7億円の追加、
身近なところでは妊婦さんのインフルエンザ予防接種費用の2000円補助が計上されています。
また決算認定については、大きな問題は無いと認識しています。
最後に、一般質問の議事録の粗稿ができました。
今回の質問テーマ「安曇野市にDX戦略は必要か?」です。
興味ある方は粗稿の上で送りますご連絡ください。
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