自然保育議連での野外保育園の視察に
- 2019/11/07
- 20:36
長野県自然保育推進議員連盟を設立し、私は事務局をすることになりました。
先日は記念すべき?議連としての最初の実動ということで、
安曇野市穂高にある認可外保育施設「野外保育森の子」さんに視察に行ってきました。
参加した議員は7名。
天気は朝から雨だったのですが、
私も集合の時に思わず、「あいにくの雨となりましたが・・・」と言っていました。
しかし、実際に森の子に行ってみると、森の中にしっかりとタープを張り、
その下で野外食づくりをしたり、木工をやったりと、子どもたちが思い思いの活動をしているのです。
中には雨の中遊んでいる子もいました。
大人には「あいにく・・・」があっても、自然保育の子どもたちには「あいにく・・・」は無いんですね。
雨なら雨で、その環境の中で楽しんでいる子どもたち、保育者たちに、
これが自然保育なんだなと感じました。

私たち議員も一緒に食事をさせてもらった後は、
保育主宰者の江藤さんと保護者達と懇談会をしました。
内容は大きく分けて2つ。
前半は保育無償化について、後半はもう少し広く、中長期の視点での意見交換となりました。
●無償化について
①自治体格差を無くしてほしい
認可外保育園に通い、保育要件を満たさない家庭は無償化の対象になりません。
県はやまほいくの認定園については保育料の2分の1を補助、残りの2分の1を市町村が担うように要望している。
安曇野市は2分の1負担しているが、池田町はしていない。
森の子にも池田町から通っている家庭があり、同じ園でありながら違いが生じている。
この自治体格差を何とかしてほしい、とのこと。
②従来の補助金の打ち切りがないようにしてほしい
県や自治体により独自施策により、実質無償化にしたが、そのことで喜んでばかりいられない。
県でこれまで出してきていたやまほいく園への補助制度や、
例えば、安曇野市が出していた園への補助金が打ち切りになってしまうのではないか。
そうなると、園の運営が厳しくなってしまう。
これまで出ていた園への補助金と今回の各家庭に出る保育無償化は別物。
予算策定が始まるこの時期に議員としてはチェックしておきたい。
●自然保育に関する中長期の視点
・まだまだ自然保育に関する認知度が低い。これをどう高めていくか。
・自然保育で育った幼児期の後、学童期の育ちをどう一貫性あるものにしていくのか。
・行政は認可園への移行を求める方向性を持っているが、その認可要件が高い。
・多様な子どもの育ちの場を認めてほしい。
最初の無償化の話ともつながるが、現在の幼児期の特に保育に関する補助制度が、
保育要件の有無を前提にして組み立てている。
親は子どもたちに向き合いたく、また自然保育を望み、積極的に「働いていない」。
けして裕福だから働かないのではなく、また裕福だから自然保育園に送り出しているのではない。
こういった保育要件有無に関わらない幼児期の取り組みについての枠組みを構築すべき。

以上、
様々な課題を把握した視察になりました。
先日は記念すべき?議連としての最初の実動ということで、
安曇野市穂高にある認可外保育施設「野外保育森の子」さんに視察に行ってきました。
参加した議員は7名。
天気は朝から雨だったのですが、
私も集合の時に思わず、「あいにくの雨となりましたが・・・」と言っていました。
しかし、実際に森の子に行ってみると、森の中にしっかりとタープを張り、
その下で野外食づくりをしたり、木工をやったりと、子どもたちが思い思いの活動をしているのです。
中には雨の中遊んでいる子もいました。
大人には「あいにく・・・」があっても、自然保育の子どもたちには「あいにく・・・」は無いんですね。
雨なら雨で、その環境の中で楽しんでいる子どもたち、保育者たちに、
これが自然保育なんだなと感じました。



私たち議員も一緒に食事をさせてもらった後は、
保育主宰者の江藤さんと保護者達と懇談会をしました。
内容は大きく分けて2つ。
前半は保育無償化について、後半はもう少し広く、中長期の視点での意見交換となりました。
●無償化について
①自治体格差を無くしてほしい
認可外保育園に通い、保育要件を満たさない家庭は無償化の対象になりません。
県はやまほいくの認定園については保育料の2分の1を補助、残りの2分の1を市町村が担うように要望している。
安曇野市は2分の1負担しているが、池田町はしていない。
森の子にも池田町から通っている家庭があり、同じ園でありながら違いが生じている。
この自治体格差を何とかしてほしい、とのこと。
②従来の補助金の打ち切りがないようにしてほしい
県や自治体により独自施策により、実質無償化にしたが、そのことで喜んでばかりいられない。
県でこれまで出してきていたやまほいく園への補助制度や、
例えば、安曇野市が出していた園への補助金が打ち切りになってしまうのではないか。
そうなると、園の運営が厳しくなってしまう。
これまで出ていた園への補助金と今回の各家庭に出る保育無償化は別物。
予算策定が始まるこの時期に議員としてはチェックしておきたい。
●自然保育に関する中長期の視点
・まだまだ自然保育に関する認知度が低い。これをどう高めていくか。
・自然保育で育った幼児期の後、学童期の育ちをどう一貫性あるものにしていくのか。
・行政は認可園への移行を求める方向性を持っているが、その認可要件が高い。
・多様な子どもの育ちの場を認めてほしい。
最初の無償化の話ともつながるが、現在の幼児期の特に保育に関する補助制度が、
保育要件の有無を前提にして組み立てている。
親は子どもたちに向き合いたく、また自然保育を望み、積極的に「働いていない」。
けして裕福だから働かないのではなく、また裕福だから自然保育園に送り出しているのではない。
こういった保育要件有無に関わらない幼児期の取り組みについての枠組みを構築すべき。


以上、
様々な課題を把握した視察になりました。