6月定例会一般質問について
- 2019/06/12
- 23:50
6月の議会定例会が始まっています。
以下、今回の私の一般質問テーマです。
テーマ「新学習指導要領を安曇野市学校教育はどう実践していくのか」
私の登壇日は6月18日(火)の3番目です。
多分午後1時からになると思いますが、
前の2人が早ければ午前の3人目になる可能性もあります。
それだと11時30分ぐらいからですかね。
まあ1時からで大丈夫だと思いますが。
ぜひ市議会(市役所3階)のライブ(傍聴)に来てください。
以下、通告書の内容です。
●テーマ「新学習指導要領を安曇野市学校教育はどう実践していくのか」
現在移行措置期間である新学習指導要領が2020年から小学校、
2021年からは中学校で全面実施される。
安曇野市の学校教育において、これをどう実現していくのか。
1、新学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」について
①このような文言を打ち出すことになった社会背景をどう認識しているか
②この趣旨を教育の最前線である学校で、どう理解し、実践していくのか
・移行期に既に行われている取り組みは
・壁があるならばそれは何か
③実際の課題を数値から捉える
不登校児数/全国学力・学習状況調査の結果から
④先生の指導観、地域の大人や親たちの教育観・子育て観~目的と手段を取り違えない~
2、主体的な学びを実現するために、学校の「当たり前」を見直す必要があるのではないか。
①「なぜ宿題を出すのでしょう?」「なぜ定期テストをするのでしょう?」
この問いに何と答える?
②具体的な見直しの提案
・宿題の見直し
・定期テストの見直し
・固定担任制の見直し
3、「たくましい安曇野の子ども」に向けて
①新たに始まる道徳教科で「哲学対話」を
②子どもたちが自ら問いを立て、自ら問いを見つける力を
【解説】
みなさん、この通告書を見てどう思いましたか?
みなさんが普段、学校教育に対して疑問に思っているようなことを聞いていたりしてませんか?
文科省が10年ぐらいのスパンで出している「学習指導要領」というのがあります。
全国の学校がその教育水準においてバラツキが出ないように、
文科省が授業時間数や各科目の内容にまで踏み込んだ指針を作るのです。
全国の小中学校はそれに基づいて授業を行います。
かつては「ゆとり教育」ということが盛り込まれた時もありました。
が、それでは学力が低下したからと、揺り戻しがありました。
で、今回の改訂の特徴は今回の質問の肝である、
「主体的・対話的で深い学び」ということがうたわれていることです。
教える、指導する、やらせるという先生から子どもたちへの一方的な授業ではなく、
子どもたちが主体的に課題を捉え、考えていく。
学校をそのような学びの場にしていくというものです。
これってスゴイことだと思いませんか?
国が、文科省がそう言ってるんですよ。
子どもたちの自発性や意欲を伸ばしていく。
教え込むのではなく、自ら考え、対話を行い、コミュニケーション力を培い、
自分の気づき、学びにしていくのです。
この方向性で間違いないと私は思っています。
ただこの理念、要領が最前線である学校現場でどう実現されていくのか、
既に学校ではどんな取り組みが始まっているのか?
またその壁があるとするなら、何なのか?
そんな中で、学校がこれまで当たり前にやってきたことも、
見直さなければならないことがあるのではないか。
子どものためにと言いながら、
親のため、先生のため、大人のためにしてきたこともあるのではないか。
宿題、定期テスト、固定担任制。
具体的にはこれらの見直しを提案します。
新たに道徳も始まります。
大人の規範を教え込むのではなく、子どもたちの自由な発想で議論をし合い、
相手の考えを知り、自分の考えを何とか伝え、そしてお互いの違いや多様さを実感する。
そんな「哲学対話」を提案します。
子どもたちの多くが通うのが学校。いわば本丸です。
その本丸である学校側が、
子どもたちが本当に主体的な学びをしていける場になるための今回の一般質問です。
答弁相手は教育長一本で行くようにお願いしました。(最後に市長にも聞くけど。)
今回の質問のベースは、子どもへの指導観、教育観、子育て観です。
事務屋としての行政ではなく、教育理念を実践する教育長との議論が本当に今から楽しみです。
このことを真正面から行政と向き合い、意見できるのは議員冥利に尽きるというものです。
学校教育に思いがある方はぜひ傍聴に来てください。
見もの、聴きものの一般質問を行いますので。
本当に聞きに来てほしい。
一般質問の日程は6月17,18,19日の3日間です。
その他議員の一般質問で、僕がおススメのものを紹介すると・・・★は望三郎の解説
♪6月17日(月)
・一志信一郎議員「活力ある地域力で、子供たちの学校給食環境を守っていきたい」
★一志議員の地元である堀金給食センターの存続、民営化に関しての質問は注目です!
・宮下明博議員「10年間の反省とあづみ野ランドの増改築」
★あづみ野ランドを増改築して収益施設、穂高プールの代替施設にという提案です。
♪6月18日(火)
・坂内不二男議員 「公共施設再配置計画を進めるために」
★市の施設の再配置(更新、廃止、統合)をどうするか。
穂高プールや長峰荘の取り組みから見えてきた課題を指摘します。
・臼井泰彦議員 「学校給食センター」
★一志議員と同じく堀金の給食センターについて。
6月19日(水)
・遠藤武文議員 「東京2020に向けた施策について」
★いつも独自の面白い切り口で行政を困らせます。
・内川集雄議員 「投票率向上の取り組みについて」
★投票率向上という重要課題に対し、内川さんはどんな提案をされるのか注目!
・小林純子議員 「エスエル機関車移設訴訟(公金支出金返還請求事件)から見えてくる市政の課題について」
★ブログでも発信し、反響も大きかったこの問題。純子さんが一般質問でじっくりと行政に詰め寄ります。
もはや名人の域。これまた必見!
各議員の一般質問の詳細は以下から見られます。
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/54182.html
議会定例会は豊科にある市役所3階の議場で行われます。
ぜひ議場に傍聴に来てくださいね。
無料の託児もあります。※1週間前の予約が必要。
インターネットでもリアルタイム&録画で見られます。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/
以下、今回の私の一般質問テーマです。
テーマ「新学習指導要領を安曇野市学校教育はどう実践していくのか」
私の登壇日は6月18日(火)の3番目です。
多分午後1時からになると思いますが、
前の2人が早ければ午前の3人目になる可能性もあります。
それだと11時30分ぐらいからですかね。
まあ1時からで大丈夫だと思いますが。
ぜひ市議会(市役所3階)のライブ(傍聴)に来てください。
以下、通告書の内容です。
●テーマ「新学習指導要領を安曇野市学校教育はどう実践していくのか」
現在移行措置期間である新学習指導要領が2020年から小学校、
2021年からは中学校で全面実施される。
安曇野市の学校教育において、これをどう実現していくのか。
1、新学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」について
①このような文言を打ち出すことになった社会背景をどう認識しているか
②この趣旨を教育の最前線である学校で、どう理解し、実践していくのか
・移行期に既に行われている取り組みは
・壁があるならばそれは何か
③実際の課題を数値から捉える
不登校児数/全国学力・学習状況調査の結果から
④先生の指導観、地域の大人や親たちの教育観・子育て観~目的と手段を取り違えない~
2、主体的な学びを実現するために、学校の「当たり前」を見直す必要があるのではないか。
①「なぜ宿題を出すのでしょう?」「なぜ定期テストをするのでしょう?」
この問いに何と答える?
②具体的な見直しの提案
・宿題の見直し
・定期テストの見直し
・固定担任制の見直し
3、「たくましい安曇野の子ども」に向けて
①新たに始まる道徳教科で「哲学対話」を
②子どもたちが自ら問いを立て、自ら問いを見つける力を
【解説】
みなさん、この通告書を見てどう思いましたか?
みなさんが普段、学校教育に対して疑問に思っているようなことを聞いていたりしてませんか?
文科省が10年ぐらいのスパンで出している「学習指導要領」というのがあります。
全国の学校がその教育水準においてバラツキが出ないように、
文科省が授業時間数や各科目の内容にまで踏み込んだ指針を作るのです。
全国の小中学校はそれに基づいて授業を行います。
かつては「ゆとり教育」ということが盛り込まれた時もありました。
が、それでは学力が低下したからと、揺り戻しがありました。
で、今回の改訂の特徴は今回の質問の肝である、
「主体的・対話的で深い学び」ということがうたわれていることです。
教える、指導する、やらせるという先生から子どもたちへの一方的な授業ではなく、
子どもたちが主体的に課題を捉え、考えていく。
学校をそのような学びの場にしていくというものです。
これってスゴイことだと思いませんか?
国が、文科省がそう言ってるんですよ。
子どもたちの自発性や意欲を伸ばしていく。
教え込むのではなく、自ら考え、対話を行い、コミュニケーション力を培い、
自分の気づき、学びにしていくのです。
この方向性で間違いないと私は思っています。
ただこの理念、要領が最前線である学校現場でどう実現されていくのか、
既に学校ではどんな取り組みが始まっているのか?
またその壁があるとするなら、何なのか?
そんな中で、学校がこれまで当たり前にやってきたことも、
見直さなければならないことがあるのではないか。
子どものためにと言いながら、
親のため、先生のため、大人のためにしてきたこともあるのではないか。
宿題、定期テスト、固定担任制。
具体的にはこれらの見直しを提案します。
新たに道徳も始まります。
大人の規範を教え込むのではなく、子どもたちの自由な発想で議論をし合い、
相手の考えを知り、自分の考えを何とか伝え、そしてお互いの違いや多様さを実感する。
そんな「哲学対話」を提案します。
子どもたちの多くが通うのが学校。いわば本丸です。
その本丸である学校側が、
子どもたちが本当に主体的な学びをしていける場になるための今回の一般質問です。
答弁相手は教育長一本で行くようにお願いしました。(最後に市長にも聞くけど。)
今回の質問のベースは、子どもへの指導観、教育観、子育て観です。
事務屋としての行政ではなく、教育理念を実践する教育長との議論が本当に今から楽しみです。
このことを真正面から行政と向き合い、意見できるのは議員冥利に尽きるというものです。
学校教育に思いがある方はぜひ傍聴に来てください。
見もの、聴きものの一般質問を行いますので。
本当に聞きに来てほしい。
一般質問の日程は6月17,18,19日の3日間です。
その他議員の一般質問で、僕がおススメのものを紹介すると・・・★は望三郎の解説
♪6月17日(月)
・一志信一郎議員「活力ある地域力で、子供たちの学校給食環境を守っていきたい」
★一志議員の地元である堀金給食センターの存続、民営化に関しての質問は注目です!
・宮下明博議員「10年間の反省とあづみ野ランドの増改築」
★あづみ野ランドを増改築して収益施設、穂高プールの代替施設にという提案です。
♪6月18日(火)
・坂内不二男議員 「公共施設再配置計画を進めるために」
★市の施設の再配置(更新、廃止、統合)をどうするか。
穂高プールや長峰荘の取り組みから見えてきた課題を指摘します。
・臼井泰彦議員 「学校給食センター」
★一志議員と同じく堀金の給食センターについて。
6月19日(水)
・遠藤武文議員 「東京2020に向けた施策について」
★いつも独自の面白い切り口で行政を困らせます。
・内川集雄議員 「投票率向上の取り組みについて」
★投票率向上という重要課題に対し、内川さんはどんな提案をされるのか注目!
・小林純子議員 「エスエル機関車移設訴訟(公金支出金返還請求事件)から見えてくる市政の課題について」
★ブログでも発信し、反響も大きかったこの問題。純子さんが一般質問でじっくりと行政に詰め寄ります。
もはや名人の域。これまた必見!
各議員の一般質問の詳細は以下から見られます。
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/54182.html
議会定例会は豊科にある市役所3階の議場で行われます。
ぜひ議場に傍聴に来てくださいね。
無料の託児もあります。※1週間前の予約が必要。
インターネットでもリアルタイム&録画で見られます。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/
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