議会広報委員会視察と議会だよりモニターの募集
- 2019/02/07
- 20:43
今回は視察報告と議会だよりモニター制度の紹介です。
1月31日~2月1日の1泊2日で議会広報委員会の視察研修に行ってきました。
場所は初日が宮城県仙台市の東隣にある利府町、2日目が埼玉県大里郡寄居町です。
どちらも人口3万数千人の小さな町ですが、それぞれの議会だよりは全国コンクールで入賞、優勝しています。
(※議会だよりのコンクールなるものがあるのです。)
この2つの議会、単にコンクール入賞のための広報紙づくりをしているのではありません。
レイアウトなどの見やすさはさすがですが、それ以上に議会がどんな議論をしたのか、
何を取り組んでいるのかが紙面から伝わってきます。
議会の顔が見える、様子が分かるんですね。
中でも私が強く我が安曇野市議会もこうありたい、と思ったのは以下のことです。
それは、議会だよりが単なる議会で議論したことを知らせる「広報」の役割だけでなく、
市民への「広聴」活動としての役割を果たしているということです。
広報・・・議会で議論したことを伝える
広聴・・・市民の民意を汲み取り、聴いていく
寄居町議会では、「議会だよりは町民のもの」という考え方で、
たくさんの町民を紙面に登場させることに重きを置いていました。
町民との接点を多く持ち、町民の思い、考えを聴くことを留意している。
そして聴き取った市民の考えや思いを自分たち議員・議会の活動へとつなげている。
我が広報委員会でも、
「もっと市民との接点を持ち、市民の思いを取り上げよう。」
という意見もあったのですが、
「広報委員会なので、あくまでも広報に徹し、広聴はやるべきではない。」
という意見があり、広聴的な要素は裏面のページの「市民の声」などわずかです。
それでも、
市民に開かれた議会にし、市民との接点を様々な場面で持って、
市民の意見を聴き取り、それを議会で行政に提案していく。
というのは、本来の議員・議会の役割であるはずです。
広聴機能を持てるか、というのは議会だよりのことだけでなく、議会そのものの課題です。
安曇野市議会が議会内部で完結してしまう議会なのか、
それとも市民と共にある議会であるのか、その別れ道がこの広聴活動だと考えます。
この議論をしっかりと始めなければならないと思いました。
そんな中で議会だよりもどう広聴活動をしていくか。
そこで、議会だよりも広聴活動の一つとして、議会だよりモニター制度を始めます。
2月6日に安曇野中に全戸配布された議会だより最新号を見ましたか?
バレンタインをイメージしたピンクとチョコのかわいらしい表紙のやつです。

その3ページに募集要項が出ています。
みなさん、ぜひモニターに手を挙げてくださいね。
最後に。
視察先の寄居町の議会広報公聴特別委員会の委員長さんが、
「そもそも議会における議員一人一人が広聴を取り組む気があるのか、ということが問われるだろう。」
と言われていたのが心に残りました。
結局はそこですね。
1月31日~2月1日の1泊2日で議会広報委員会の視察研修に行ってきました。
場所は初日が宮城県仙台市の東隣にある利府町、2日目が埼玉県大里郡寄居町です。
どちらも人口3万数千人の小さな町ですが、それぞれの議会だよりは全国コンクールで入賞、優勝しています。
(※議会だよりのコンクールなるものがあるのです。)
この2つの議会、単にコンクール入賞のための広報紙づくりをしているのではありません。
レイアウトなどの見やすさはさすがですが、それ以上に議会がどんな議論をしたのか、
何を取り組んでいるのかが紙面から伝わってきます。
議会の顔が見える、様子が分かるんですね。
中でも私が強く我が安曇野市議会もこうありたい、と思ったのは以下のことです。
それは、議会だよりが単なる議会で議論したことを知らせる「広報」の役割だけでなく、
市民への「広聴」活動としての役割を果たしているということです。
広報・・・議会で議論したことを伝える
広聴・・・市民の民意を汲み取り、聴いていく
寄居町議会では、「議会だよりは町民のもの」という考え方で、
たくさんの町民を紙面に登場させることに重きを置いていました。
町民との接点を多く持ち、町民の思い、考えを聴くことを留意している。
そして聴き取った市民の考えや思いを自分たち議員・議会の活動へとつなげている。
我が広報委員会でも、
「もっと市民との接点を持ち、市民の思いを取り上げよう。」
という意見もあったのですが、
「広報委員会なので、あくまでも広報に徹し、広聴はやるべきではない。」
という意見があり、広聴的な要素は裏面のページの「市民の声」などわずかです。
それでも、
市民に開かれた議会にし、市民との接点を様々な場面で持って、
市民の意見を聴き取り、それを議会で行政に提案していく。
というのは、本来の議員・議会の役割であるはずです。
広聴機能を持てるか、というのは議会だよりのことだけでなく、議会そのものの課題です。
安曇野市議会が議会内部で完結してしまう議会なのか、
それとも市民と共にある議会であるのか、その別れ道がこの広聴活動だと考えます。
この議論をしっかりと始めなければならないと思いました。
そんな中で議会だよりもどう広聴活動をしていくか。
そこで、議会だよりも広聴活動の一つとして、議会だよりモニター制度を始めます。
2月6日に安曇野中に全戸配布された議会だより最新号を見ましたか?
バレンタインをイメージしたピンクとチョコのかわいらしい表紙のやつです。


その3ページに募集要項が出ています。
みなさん、ぜひモニターに手を挙げてくださいね。
最後に。
視察先の寄居町の議会広報公聴特別委員会の委員長さんが、
「そもそも議会における議員一人一人が広聴を取り組む気があるのか、ということが問われるだろう。」
と言われていたのが心に残りました。
結局はそこですね。
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