議員・議会の仕事について雑感
- 2018/11/27
- 15:36
11月も残りわずか、いよいよ師走12月ですね。
今年もあっという間に1年が過ぎていく感じです。
明日からは議会定例会がスタート。
議会に入る前に、少し雑感を書いてみたいと思います。
昨日、市の防災会議という年に1度開かれる会議があったので傍聴してきました。
今回の一般質問で原発災害の対応として、ヨウ素剤の事前配布を提案するのですが、
ヨウ素剤についての議論が過去に防災会議でも行われた経緯があり、
この会議でどんな議論をするのか聞いてみようと思ったのです。
この場には錚々たる顔ぶれが集まっていました。

市長を会議の議長に、市役所の全ての部長、教育長。
長野地方気象台、各河川事務所、県の地域振興局、建設事務所、警察署、消防局、保健所、
消防団、郵便局、JR、NTT、医師会、歯科医師会、薬剤師会、日赤、中部電力、東京電力、
赤十字奉仕団、社協、看護協会、ボランティア連絡会、そして自衛隊。
関係機関の長の方たちが顔を揃えいました。
これだけの人たちが集まり、近年の災害事例を参考にしながら、
市の防災計画が実効性あるものになるように考えてくれているわけです。
・・・で、ここで疑問に思うわけです。
これだけの人たちが集まり、計画をつくってくれている中で、議員・議会としては何がやれるのか。
この計画に対して、何らかのプラスの提案をしたり、またはツッコミを入れるには、
議員側がかなりのレベルで知見を持っていないと意見できないのではないかなと。
これは防災会議に限りません。
子育て、観光、農業、福祉、教育、商工など様々な分野において、
市は専門性の高い大学の先生や知見のある実務者などを外部委員にそろえた審議会をいくつも持っています。
これらもまた同様に、この分野について一番知っている人たちが集まって議論をし、計画を策定してくる。
それに対して議員・議会は何を言えるのか。
いずれも勉強して論点やポイントをつかんでいないと、それを上回る提案はできないなと。
そう思って、一生懸命勉強するわけですが。
それとも、全くの素人である市民の代表として、市民目線、素人目線でモノを言えばいいのか。
今朝の信毎朝刊に上田市が外部メンバーを所長にする政策研究所を市長直轄で設ける、
という記事が載っていました。
さまざまな政策研究を行い、そこから事業化を図る期間にするとのこと。
議会が政策提案機能を本来は持っていながら、実状はそうなっていない中で、
市長・行政側にとっては心強い機関ができる。
議会としては、益々その存在意義が問われるニュースだと受け止めました。
議員としての自分の実力が何もせずに飛躍的に伸びるわけでもないので、
丹念に議事録を調べ、関係各所への聞き取り調査をし、先進事例に学び・・・
といった靴のかかとをすり減らして自分の知見を高めていくしかないわけですが。
それでもこういった錚々たるメンバーの会議では取りこぼしてしまうような問題の認識。
市民からの小さな声や地域にある課題を託される一番身近な政治家として、議会で行政に向き合っていく。
自分にしかないつながりや経験の中での気づきやアイディア。
これらを糧に議員・議会活動をやって行こうと思うわけです。
議会前に、そんなことを考えました。
今年もあっという間に1年が過ぎていく感じです。
明日からは議会定例会がスタート。
議会に入る前に、少し雑感を書いてみたいと思います。
昨日、市の防災会議という年に1度開かれる会議があったので傍聴してきました。
今回の一般質問で原発災害の対応として、ヨウ素剤の事前配布を提案するのですが、
ヨウ素剤についての議論が過去に防災会議でも行われた経緯があり、
この会議でどんな議論をするのか聞いてみようと思ったのです。
この場には錚々たる顔ぶれが集まっていました。

市長を会議の議長に、市役所の全ての部長、教育長。
長野地方気象台、各河川事務所、県の地域振興局、建設事務所、警察署、消防局、保健所、
消防団、郵便局、JR、NTT、医師会、歯科医師会、薬剤師会、日赤、中部電力、東京電力、
赤十字奉仕団、社協、看護協会、ボランティア連絡会、そして自衛隊。
関係機関の長の方たちが顔を揃えいました。
これだけの人たちが集まり、近年の災害事例を参考にしながら、
市の防災計画が実効性あるものになるように考えてくれているわけです。
・・・で、ここで疑問に思うわけです。
これだけの人たちが集まり、計画をつくってくれている中で、議員・議会としては何がやれるのか。
この計画に対して、何らかのプラスの提案をしたり、またはツッコミを入れるには、
議員側がかなりのレベルで知見を持っていないと意見できないのではないかなと。
これは防災会議に限りません。
子育て、観光、農業、福祉、教育、商工など様々な分野において、
市は専門性の高い大学の先生や知見のある実務者などを外部委員にそろえた審議会をいくつも持っています。
これらもまた同様に、この分野について一番知っている人たちが集まって議論をし、計画を策定してくる。
それに対して議員・議会は何を言えるのか。
いずれも勉強して論点やポイントをつかんでいないと、それを上回る提案はできないなと。
そう思って、一生懸命勉強するわけですが。
それとも、全くの素人である市民の代表として、市民目線、素人目線でモノを言えばいいのか。
今朝の信毎朝刊に上田市が外部メンバーを所長にする政策研究所を市長直轄で設ける、
という記事が載っていました。
さまざまな政策研究を行い、そこから事業化を図る期間にするとのこと。
議会が政策提案機能を本来は持っていながら、実状はそうなっていない中で、
市長・行政側にとっては心強い機関ができる。
議会としては、益々その存在意義が問われるニュースだと受け止めました。
議員としての自分の実力が何もせずに飛躍的に伸びるわけでもないので、
丹念に議事録を調べ、関係各所への聞き取り調査をし、先進事例に学び・・・
といった靴のかかとをすり減らして自分の知見を高めていくしかないわけですが。
それでもこういった錚々たるメンバーの会議では取りこぼしてしまうような問題の認識。
市民からの小さな声や地域にある課題を託される一番身近な政治家として、議会で行政に向き合っていく。
自分にしかないつながりや経験の中での気づきやアイディア。
これらを糧に議員・議会活動をやって行こうと思うわけです。
議会前に、そんなことを考えました。
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