新城市の若者議会視察レポート
- 2017/11/30
- 22:24
「若者議会」という取り組みの視察で愛知県新城(しんしろ)市に行ってきました。
新城市では若者の市政参加の仕組みとして、「若者議会」という場を設けています。
市長の諮問機関という位置づけで、1年通じて、若者たちが市政の課題を考え、
最終的に1000万円までの予算立てをして、市長に施策提案(市長への答申)をするのです。
※最終的には市長がその施策を予算案の中に組み込み、それを議会が議決する。
まずは行政の担当課であるまちづくり推進課の若者政策係の方とお話をしました。
そう、「若者政策係」という係があるんです。担当者はとても情熱のある方でした。
その後は若者議会を経て、この秋の市議選に立候補し、
市議会議員になった竹下修平さんと話をしました。
竹下修平議員ホームページ
https://shuheitakeshita.com/
すこしまとめると、
そもそも市長が若者にやさしい社会でないという現状認識から、
若者が自ら声を上げていかなければならない、
そのために市政参加の機会を作らなければならないと強く思い、
選挙の際のマニュフェストにもしたという始まり。
市長、ここまできっちり若者にフォーカスできるなんてスゴイです。
新城市の若者たち4人がイギリスに研修に行った際に、
当地の若者が自分たちの地域のことをよく知っていて意見をするのに対し、
自分たちは何も言えるものが無くて悔しい思いをしたこと、
そしていかに地元のことを知らないかを知らされたこと。
その悔しさがきっかけとなり、
若者たちでもっと自分たちのまちのことを考える場づくりをしようという意欲となり、
いくつかの過程を経て「若者議会」のアイディアが若者たちの中から出てきたこと。
若者となると、これまでは「青少年の健全育成」といったように、
非行に走らないようになど、問題行動にならないことに視点が置かれていたが、
若者は「問題」ではなく、「(人的)資源」として、
市政やまちづくりを行う主体者として力を発揮してもらう存在として捉えていること。
一方で若者の成長の場でもあり、究極の主権者教育でもある。
若者を信じて任せられるか。若者の本気さ以上に、大人の本気さが大事。
若者議会を通じて、わが町への誇りや愛着心が生まれてくる。

竹下議員は
「若くして議員になったのは、長く市政とつき合っていこうと思ったから。
議会のスタンダード(標準)を変えるには長期的に取り組まなければならない。
若者議会も、今の市政への関与だけでなく、若者議会などを通じて育った若者たちが、
30代、40代になった時に、なんでも行政にお任せし、
不満だけを言う市民になるのか、
それとも当事者として自治をしていく市民になるのの違いが出てくるのでは。」と言っていました。
議員なり立てホヤホヤの初々しさの中にも、
しっかりと将来を見据えてやっていて大いに刺激を受けました。
新城市、若者議会から実際の市議会の議員になる、という竹下議員のようなケースが、
これからも起きてくるんじゃないでしょうか。
さあ安曇野市はどうする?
12月定例会、私の一般質問は7日(木)午後1時~です。
テーマは若者政策です。
先の市議選でも、私は演説で若者の政治参加を訴えてきました。
もちろん新城市の若者議会の形だけを真似てもダメです。
市民自治を進めていく上で、若い世代にもしっかりフォーカスし、
若者の 市政参加の機会を作っていくことを訴えようと思います。
安曇野市ならば、どんな場があればいいのでしょう?
みなさん、一緒に考えていきましょう。
※市民自治とは?
「市民」が公共社会の主体であり、公共社会を管理するために政府をつくるという意味。
もっと分かりやすく言うと、お上(かみ)から統治されるのではなく、
自分たち市民でまちづくりをやり、市民が行政をコントロールするという考え方。
新城市では若者の市政参加の仕組みとして、「若者議会」という場を設けています。
市長の諮問機関という位置づけで、1年通じて、若者たちが市政の課題を考え、
最終的に1000万円までの予算立てをして、市長に施策提案(市長への答申)をするのです。
※最終的には市長がその施策を予算案の中に組み込み、それを議会が議決する。
まずは行政の担当課であるまちづくり推進課の若者政策係の方とお話をしました。
そう、「若者政策係」という係があるんです。担当者はとても情熱のある方でした。
その後は若者議会を経て、この秋の市議選に立候補し、
市議会議員になった竹下修平さんと話をしました。
竹下修平議員ホームページ
https://shuheitakeshita.com/
すこしまとめると、
そもそも市長が若者にやさしい社会でないという現状認識から、
若者が自ら声を上げていかなければならない、
そのために市政参加の機会を作らなければならないと強く思い、
選挙の際のマニュフェストにもしたという始まり。
市長、ここまできっちり若者にフォーカスできるなんてスゴイです。
新城市の若者たち4人がイギリスに研修に行った際に、
当地の若者が自分たちの地域のことをよく知っていて意見をするのに対し、
自分たちは何も言えるものが無くて悔しい思いをしたこと、
そしていかに地元のことを知らないかを知らされたこと。
その悔しさがきっかけとなり、
若者たちでもっと自分たちのまちのことを考える場づくりをしようという意欲となり、
いくつかの過程を経て「若者議会」のアイディアが若者たちの中から出てきたこと。
若者となると、これまでは「青少年の健全育成」といったように、
非行に走らないようになど、問題行動にならないことに視点が置かれていたが、
若者は「問題」ではなく、「(人的)資源」として、
市政やまちづくりを行う主体者として力を発揮してもらう存在として捉えていること。
一方で若者の成長の場でもあり、究極の主権者教育でもある。
若者を信じて任せられるか。若者の本気さ以上に、大人の本気さが大事。
若者議会を通じて、わが町への誇りや愛着心が生まれてくる。



竹下議員は
「若くして議員になったのは、長く市政とつき合っていこうと思ったから。
議会のスタンダード(標準)を変えるには長期的に取り組まなければならない。
若者議会も、今の市政への関与だけでなく、若者議会などを通じて育った若者たちが、
30代、40代になった時に、なんでも行政にお任せし、
不満だけを言う市民になるのか、
それとも当事者として自治をしていく市民になるのの違いが出てくるのでは。」と言っていました。
議員なり立てホヤホヤの初々しさの中にも、
しっかりと将来を見据えてやっていて大いに刺激を受けました。
新城市、若者議会から実際の市議会の議員になる、という竹下議員のようなケースが、
これからも起きてくるんじゃないでしょうか。
さあ安曇野市はどうする?
12月定例会、私の一般質問は7日(木)午後1時~です。
テーマは若者政策です。
先の市議選でも、私は演説で若者の政治参加を訴えてきました。
もちろん新城市の若者議会の形だけを真似てもダメです。
市民自治を進めていく上で、若い世代にもしっかりフォーカスし、
若者の 市政参加の機会を作っていくことを訴えようと思います。
安曇野市ならば、どんな場があればいいのでしょう?
みなさん、一緒に考えていきましょう。
※市民自治とは?
「市民」が公共社会の主体であり、公共社会を管理するために政府をつくるという意味。
もっと分かりやすく言うと、お上(かみ)から統治されるのではなく、
自分たち市民でまちづくりをやり、市民が行政をコントロールするという考え方。
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