安曇野市の農家民泊事業について
- 2017/11/22
- 16:48
今日から今期4年間の最初の定例会がスタートしました。
16回のうちの貴重な1回。
議論できること、提案できることを大切な機会と捉え、意見をドシドシしていこうと思います。
注目の一般質問は行政への通告を出し終わった後に書きます。
今日は昨日行ってきた市の農家民泊協議会の研修視察の感想です。
安曇野市では今年で3年目になる農家民泊事業を行っています。
都市部からの修学旅行生を1泊2日で農家で受け入れ、
農業体験や農家の暮らし体験をして、交流を行うというものです。
また海外からの体験希望者も受け入れるケースもあります。
私も受け入れ農家の1人として、また議員としても農家民泊事業の推進を訴えています。
広い面積をやってる農家さんでなくても、農的な暮らしを送っている方たちも受入先になれます。
さて視察研修は上田市の武石地域にある「信州せいしゅん村」に行ってきました。
地元住民の方々が会社を立ち上げ、日帰りの農村体験は年間約2万人。
海外からの宿泊受け入れが約2000人。
この小さな地域でこれだけの受け入れをやっているのはすご過ぎます。

代表の「村長(むらおさ)」小林さんの話、
「民間発想・民間活動として事業展開したからここまでできた。」
「生産農家としての農業はドンドンやってもらえばいいが、そうでない人たちは、サービス提供型の農村を目指す。その両方を位置付ける。」
「農村も観光も、一方的な利用ではダメ。相手のために役立つ、貢献する=寄与があって初めて協働が成り立つ。」
「やっている(やらせている)事、それは本当に”本物”ですか。」
「虎やライオンが集まらないとダメ。行政手法の羊100匹ではダメ。」
「農家体験ではなく、農村体験を」
と、聴いてて厳しく考えさせられる投げかけが続きました。
確かに安曇野市の農家民泊事業は、
池田町・松川村で受け入れきれなくなったニーズをなんとかしようと、
行政主導でスタートさせたというのが始まりの経緯です。
それでも3年が経ち、受け入れ農家も増え、民泊の楽しさを味わい、
それなりに収益を得て、小さな農家の方々のやりがいになってきていると思います。
この事業が持続可能な事業として、
安曇野市にしっかりと根付いていくために、今後どうしていけばいいのか。
そのことを行政だけでなく、主体者である我々受け入れ農家が真剣に考えなければならない時が来ています。
私はこの農家民泊事業が、安曇野市を一つにしていくことのできる素晴らしいソフト事業だと思っています。
「この安曇野に来てもらい、私たちと交流して安曇野を好きになってもらいたい。」
そんな意欲が受け入れ農家のみなさんにはあふれています。
農を通じて、人々の心を癒すまち安曇野。
人々の心をつないでいく安曇野。
安曇野にはそれがやれる力がある。
私はそう思っています。
16回のうちの貴重な1回。
議論できること、提案できることを大切な機会と捉え、意見をドシドシしていこうと思います。
注目の一般質問は行政への通告を出し終わった後に書きます。
今日は昨日行ってきた市の農家民泊協議会の研修視察の感想です。
安曇野市では今年で3年目になる農家民泊事業を行っています。
都市部からの修学旅行生を1泊2日で農家で受け入れ、
農業体験や農家の暮らし体験をして、交流を行うというものです。
また海外からの体験希望者も受け入れるケースもあります。
私も受け入れ農家の1人として、また議員としても農家民泊事業の推進を訴えています。
広い面積をやってる農家さんでなくても、農的な暮らしを送っている方たちも受入先になれます。
さて視察研修は上田市の武石地域にある「信州せいしゅん村」に行ってきました。
地元住民の方々が会社を立ち上げ、日帰りの農村体験は年間約2万人。
海外からの宿泊受け入れが約2000人。
この小さな地域でこれだけの受け入れをやっているのはすご過ぎます。




代表の「村長(むらおさ)」小林さんの話、
「民間発想・民間活動として事業展開したからここまでできた。」
「生産農家としての農業はドンドンやってもらえばいいが、そうでない人たちは、サービス提供型の農村を目指す。その両方を位置付ける。」
「農村も観光も、一方的な利用ではダメ。相手のために役立つ、貢献する=寄与があって初めて協働が成り立つ。」
「やっている(やらせている)事、それは本当に”本物”ですか。」
「虎やライオンが集まらないとダメ。行政手法の羊100匹ではダメ。」
「農家体験ではなく、農村体験を」
と、聴いてて厳しく考えさせられる投げかけが続きました。
確かに安曇野市の農家民泊事業は、
池田町・松川村で受け入れきれなくなったニーズをなんとかしようと、
行政主導でスタートさせたというのが始まりの経緯です。
それでも3年が経ち、受け入れ農家も増え、民泊の楽しさを味わい、
それなりに収益を得て、小さな農家の方々のやりがいになってきていると思います。
この事業が持続可能な事業として、
安曇野市にしっかりと根付いていくために、今後どうしていけばいいのか。
そのことを行政だけでなく、主体者である我々受け入れ農家が真剣に考えなければならない時が来ています。
私はこの農家民泊事業が、安曇野市を一つにしていくことのできる素晴らしいソフト事業だと思っています。
「この安曇野に来てもらい、私たちと交流して安曇野を好きになってもらいたい。」
そんな意欲が受け入れ農家のみなさんにはあふれています。
農を通じて、人々の心を癒すまち安曇野。
人々の心をつないでいく安曇野。
安曇野にはそれがやれる力がある。
私はそう思っています。
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