★9月定例会一般質問~今期最後の一般質問です~
- 2017/08/25
- 20:56
22日から議会定例会が始まりました。
4年の任期で最後の16回目の定例会になります。
毎回やってきた一般質問もこれで最後。
これが最後の一般質問にならないようにしたいですが。(笑)
今回の僕の質問テーマは以下です。
質問テーマ
「農家と非農家(市民)の協働による安曇野の農地保全の可能性」
前文
先人たちが開拓し、築き上げてきた安曇野の田園環境と
景観を守るためには農地保全が欠かせない。
農業・農村振興計画にある「田園を守る」及び「安曇野に生きる」ことを結びつけた
市民参画の農地保全の可能性を考える。
質問項目
1、現在の耕作放棄地等の解消の取組みの現状は
2、農家と非農家(市民)の協働による農地保全の可能性
3、緑化フェアを追い風にできないか
4、私には夢がある~生まれる市民プライド、安曇野ブランド~
●解説
安曇野の素晴らしさは、
北アルプスに象徴される雄大な自然景観やきれいで美しい水や空気。
そしてその懐に抱かれて広がる田畑などの農村景観だと思います。
単なる自然の素晴らしさなら原野や上高地などの景勝地がありますが、
農村景観と言うのは、そこに暮らす人たちが生きる営みとして、ずっとやり続けてきたものです。
安曇野の素晴らしさは、この自然景観に調和した人々の生き方、暮らし方だと思っています。
素敵な人たちに惹かれて移住をしてきた人たちも多いのでは?
200年前に人々が協力して作り上げた農業用水「拾ケ堰(じっかせぎ)」は、
それまで悩まされた水不足を解消し、この平らを一大穀倉地帯に変えました。
余剰のお米をお隣の飛騨まで届けることになり、
そのために作られたのが信州と飛騨を結ぶ飛州新道です。
今地元の農業後継者を中心に大滝山の登山道整備をやり続けていますが、
それは往時の古道に思いを馳せる取組みでもあります。
前ふりが長くてスイマセン。
この安曇野の田園環境を守っているのは言うまでもなく農業です。
農業者の手によって農地が農地として維持され、この景観も守られているわけです。
しかし近年は農家の高齢化や作物自体の収益性の低さから農業が続けられなくなって、
耕作放棄地や荒廃農地になっています。
そういった農地の解消は、農業者自体が頑張っています。
明科の天王原地区でのワイナリーぶどうの栽培は
Uターンしてきた新規就農者が中心になってやっています。
民間業者による蕎麦畑づくりもあるでしょう。
今回の私の提案は、
農業者だけでなく、非農家(すなわち、普通に暮らす市民)の協働により、
農地保全をやっていけないか、ということです。
大規模なところは農業者や法人がやるが、小規模なところは、
農的な暮らしをやりたい人たちの市民力によって小回り効かせてやっていく。
農家による、同じ物をたくさん作る集約化の方向もありますが、
多様な人が多様なやり方でやっていく農のあり方ももっとあっていい。
昔の言葉に前栽畑(せんぜばたけ)という言葉がありました。
庭先にある畑と言うような意味です。
「せんぜに行ってきます。」「せんぜ物」。
人々の暮らしの中に前栽畑が位置づいていた時代がありました。
畑が消えれば言葉も消える。
農家と非農家の協働で、農地を所有してない一般の人たちも、
もっと気軽に前栽畑を持ち、安曇野での暮らしを充実させていく。
平成31年には全国都市緑化フェアがあります。
「北アルプスの麓から広がる 花と緑に包まれたしあわせ暮らし」がテーマ。
松本や小布施では住宅地の中で花をいっぱい植えてのオープンガーデンをやっていますが、
安曇野の場合は農の暮らしなのではないでしょうか。
公園の緑、花の緑だけでなく、野菜の緑でもいい。
緑化フェアも追い風にして。
そして最後の質問項目4。
「私には夢がある~生まれる市民プライド、安曇野ブランド~」
安曇野がこれまでもそうだったように、先人たちが築きあげてきてくれたものを、
市民参画で私たちが守っていく。
この取り組みにより、安曇野を愛する市民プライドが生まれ、
農家と非農家の協働しての農地保全を安曇野ブランドへと発展させていく。
市外の人たちとも農地保全の協働ができるかもしれません。
シニアの生きがい×健康延伸の福祉策×若い世代への充実や移住促進策にもなるでしょう。
「安曇野の田園環境は農業者の頑張りと、
そこに生きる普通の市民も農的な暮らしを送ることで守っている。
安曇野が安曇野らしくあることを誰かに委ねない。それを自分たち市民がやっていく。
安曇野を益々愛するようになり、その暮らしに満足する。
そしてまたこの安曇野を訪れ、暮らすために人々がやってくる。」
そんな夢を描いております。
9月5日(火)の3番目です。順調に進めば11時30分ぐらいでしょうか。
もし前の2人の方の質問が長引けば、午後1時からになります。
以下各議員の一般質問内容です。
https://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/38851.html
場所は豊科にある市役所3階の議場です。
ぜひ議場に来てくださいね。
無料の託児もあります。※1週間前の予約が必要。
またインターネットでもリアルタイム&録画で見られます。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/
4年の任期で最後の16回目の定例会になります。
毎回やってきた一般質問もこれで最後。
これが最後の一般質問にならないようにしたいですが。(笑)
今回の僕の質問テーマは以下です。
質問テーマ
「農家と非農家(市民)の協働による安曇野の農地保全の可能性」
前文
先人たちが開拓し、築き上げてきた安曇野の田園環境と
景観を守るためには農地保全が欠かせない。
農業・農村振興計画にある「田園を守る」及び「安曇野に生きる」ことを結びつけた
市民参画の農地保全の可能性を考える。
質問項目
1、現在の耕作放棄地等の解消の取組みの現状は
2、農家と非農家(市民)の協働による農地保全の可能性
3、緑化フェアを追い風にできないか
4、私には夢がある~生まれる市民プライド、安曇野ブランド~
●解説
安曇野の素晴らしさは、
北アルプスに象徴される雄大な自然景観やきれいで美しい水や空気。
そしてその懐に抱かれて広がる田畑などの農村景観だと思います。
単なる自然の素晴らしさなら原野や上高地などの景勝地がありますが、
農村景観と言うのは、そこに暮らす人たちが生きる営みとして、ずっとやり続けてきたものです。
安曇野の素晴らしさは、この自然景観に調和した人々の生き方、暮らし方だと思っています。
素敵な人たちに惹かれて移住をしてきた人たちも多いのでは?
200年前に人々が協力して作り上げた農業用水「拾ケ堰(じっかせぎ)」は、
それまで悩まされた水不足を解消し、この平らを一大穀倉地帯に変えました。
余剰のお米をお隣の飛騨まで届けることになり、
そのために作られたのが信州と飛騨を結ぶ飛州新道です。
今地元の農業後継者を中心に大滝山の登山道整備をやり続けていますが、
それは往時の古道に思いを馳せる取組みでもあります。
前ふりが長くてスイマセン。
この安曇野の田園環境を守っているのは言うまでもなく農業です。
農業者の手によって農地が農地として維持され、この景観も守られているわけです。
しかし近年は農家の高齢化や作物自体の収益性の低さから農業が続けられなくなって、
耕作放棄地や荒廃農地になっています。
そういった農地の解消は、農業者自体が頑張っています。
明科の天王原地区でのワイナリーぶどうの栽培は
Uターンしてきた新規就農者が中心になってやっています。
民間業者による蕎麦畑づくりもあるでしょう。
今回の私の提案は、
農業者だけでなく、非農家(すなわち、普通に暮らす市民)の協働により、
農地保全をやっていけないか、ということです。
大規模なところは農業者や法人がやるが、小規模なところは、
農的な暮らしをやりたい人たちの市民力によって小回り効かせてやっていく。
農家による、同じ物をたくさん作る集約化の方向もありますが、
多様な人が多様なやり方でやっていく農のあり方ももっとあっていい。
昔の言葉に前栽畑(せんぜばたけ)という言葉がありました。
庭先にある畑と言うような意味です。
「せんぜに行ってきます。」「せんぜ物」。
人々の暮らしの中に前栽畑が位置づいていた時代がありました。
畑が消えれば言葉も消える。
農家と非農家の協働で、農地を所有してない一般の人たちも、
もっと気軽に前栽畑を持ち、安曇野での暮らしを充実させていく。
平成31年には全国都市緑化フェアがあります。
「北アルプスの麓から広がる 花と緑に包まれたしあわせ暮らし」がテーマ。
松本や小布施では住宅地の中で花をいっぱい植えてのオープンガーデンをやっていますが、
安曇野の場合は農の暮らしなのではないでしょうか。
公園の緑、花の緑だけでなく、野菜の緑でもいい。
緑化フェアも追い風にして。
そして最後の質問項目4。
「私には夢がある~生まれる市民プライド、安曇野ブランド~」
安曇野がこれまでもそうだったように、先人たちが築きあげてきてくれたものを、
市民参画で私たちが守っていく。
この取り組みにより、安曇野を愛する市民プライドが生まれ、
農家と非農家の協働しての農地保全を安曇野ブランドへと発展させていく。
市外の人たちとも農地保全の協働ができるかもしれません。
シニアの生きがい×健康延伸の福祉策×若い世代への充実や移住促進策にもなるでしょう。
「安曇野の田園環境は農業者の頑張りと、
そこに生きる普通の市民も農的な暮らしを送ることで守っている。
安曇野が安曇野らしくあることを誰かに委ねない。それを自分たち市民がやっていく。
安曇野を益々愛するようになり、その暮らしに満足する。
そしてまたこの安曇野を訪れ、暮らすために人々がやってくる。」
そんな夢を描いております。
9月5日(火)の3番目です。順調に進めば11時30分ぐらいでしょうか。
もし前の2人の方の質問が長引けば、午後1時からになります。
以下各議員の一般質問内容です。
https://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/38851.html
場所は豊科にある市役所3階の議場です。
ぜひ議場に来てくださいね。
無料の託児もあります。※1週間前の予約が必要。
またインターネットでもリアルタイム&録画で見られます。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/
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