議員報酬の増額を議長が要望

先の発信で議員定数がこの秋の市議選から22人になることをお伝えしました。

議員の定数の変更はそれを定めた条例の改正をするのですが、
その改正案が昨年12月定例会で議員提出されました。

改正案の提案者は平林徳子議員。
平林議員は、他市町村と比べて1人当たりの議員数が多いとか、
行政改革の中で、議会も定員を削り経費を削減しなければならないとか、
そういった説明をされました。

この時、小林純子議員が
「定数を減らした削減分で議員報酬を上げるのか？」と言う質問をされましたが、
それについては平林議員は、
「定数減と報酬増は結びつけていない。」と答弁しました。

結果、条例案は賛成多数で可決され、議会は閉会。

さてここからが肝心・問題です。

閉会から1週間後の12月27日、浜議長は議会代表として、
報酬の増額を視野に入れた報酬の見直しの要望書を市長に提出したのです。

議員の報酬は「報酬審議会」という第三者からなる委員会で審議され決定されます。

報酬についての議論は、それまでの全協などの場では
「報酬増で若手議員を増やす」という議論をしておきながら、
注目度が最も高い本番の定例会本会議場での議論はそれを避け、
そして議会が終わった途端に報酬増の提案をする。

「えっ、定数減にして経費を削減して行政改革に議会も取り組むんじゃなかったの？」
「削減分を報酬増につなげるなら、どこが身を切る改革なの？」

と思った市民の方々も多かったと思います。
こういう議会の進め方、やり方が市民の信頼を無くしてしまうのです。

これで報酬増が決まれば、平林議員の提案趣旨であった、
「経費削減の議会の身を切る改革」どころではありません。
知名度の低い新人の若手＆女性候補者は当選しづらく、立候補さえしないかもしれません。
古参議員の方たちが報酬増で笑うのでしょうか。

平林徳子議員はさすがにこの議長の要望書提出に対して異議を伝えていました。
自分の提案時の真意とは違うと。胸中お察しします。

改めて私の意見を書きますと、

約600万弱の議員報酬で十分。これ以上増やす必要はない。
こんなに頂いてありがとうございます、です。頑張ります。

政務活動費年間9万円は、より充実した活動をするために増額してもらいたい。

です。

この後報酬審議会が開かれ、報酬が決まります。（報酬は増額されるでしょう。）
そして6月または9月定例会でその条例案が出てきます。
この時に誰が賛成し、誰が反対するのかをしっかりと見てくださいね。


新聞記事を添付します。
2016年12月28日の市民タイムス＆信濃毎日新聞記事です。