福祉教育委員会での陳情審査について
- 2016/12/15
- 09:43
12月12日の福祉教育委員会で、
市民から出されている体育館建設計画についての陳情審査をしました。
主婦有志グループから出されている規模の圧縮見直しの陳情と
体育協会をはじめとする競技スポーツの団体から出ている早期建設の陳情の2つ
(正確に言うとスポーツ団体からは同趣旨の4つの陳情)が出てました。
審査の結果、この2つの陳情は採択となりました。
さてここからは私増田望三郎の主観の入った解説です。
もしこの発信を同じ安曇野市議会の方がお読みになっていたら、
反論や説明を頂けると幸いです。
今回は、そもそも両立するとは思えない2つの陳情がいずれも採択されてしまう、
という事態になりました。
1つは主婦グループによる規模や整備費用の縮小見直しの陳情。
もう1つはスポーツ推進団体による早期建設を求める陳情。
委員会審査で陳情者とやり取りをしましたが、
スポーツ団体の方たちは充実した機能の体育館を求めている。
すなわち施設規模の圧縮を求めてはいない、施設としてはより大きなものを求めている。
私はこの陳情内容をそう受け止めました。
傍聴された方たちはどう受け止めたでしょうか?
審査の翌日に、傍聴に来ていた市民の方からも、
また新聞を読んだ市民の方からも、
「(内容の相反する陳情が)なんで両方とも採択されたの?」という質問を聞きました。
推進と圧縮。
この相反する2つの陳情がどうして両方採択されるのか。
どうしてこういうことが起こるのか。
両方の陳情に手を挙げた3人の議員がいましたが、どのように受け止めたのでしょうか。
「圧縮は必要だ」としながらも、スポーツ団体の陳情項目には「反対する内容はない。」
と言うことなのでしょうか。
この体育館計画の現時点での最大の焦点は施設規模・整備規模にあったはずです。
そこに焦点を当てない議論をしては意味がありません。
それぞれの陳情内容がそれについてどういう立場なのかを明確にしようと、
私は審査の冒頭で陳情者に対し、
「議員として、これだけの案件について玉虫色の判断はしてはいけない。
そのためにも団体の方たちがどれだけの規模を求めているのかを教えてほしい。」
と質問しましたが、陳情者からは面積に関しての発言はありませんでした。
焦点が当てきらなかった分、両方とも採択という結果になったのでしょう。
それでも私には、
ここまで委員会で施設規模や整備費用についての議論を重ねてきたのに、
肝心なところで3人の議員が判断を示さず、
陳情者のどちらにもいい顔をした、と見えてしまいます。
それがとても残念なのでした。大好きな議員の方々だから猶更です。
その意味では圧縮の陳情には反対した推進派の議員は一貫していました。
分かりやすい議員と分かりにくい議員。
こうして議会が分かりにくくなっていくのだと。
福祉教育委員会では、委員会としての意見書をまとめよて議長に提出しようとしているのですが、
そのまとめは陳情審査を終えてからにしよう、という当初の予定がありました。
しかし推進と圧縮の2つの陳情内容を一つの提言にまとめるのは無理な話です。
自分たちの首を自分たちで締めるような、そんな両方採択だと思っています。
それでも提言書には、
「整備費用・維持管理の圧縮を求める」という文言が入りました。
これが福祉教育委員会の各議員の確かな思いであるのでしょう。
同僚議員から、
「ここまで議論できたことはこれまでの議会ではなかったことだし、
整備費用・維持管理費用の圧縮の文言にまとめられただけでも成果ですよ。」
と言われました。
それについては、私もそう思います。
ここまでよく委員のみなさん、議論を共にしてくれたなあと。
一緒に頑張ってきました。
でも、これを議会の当たり前にしなければなりません。
さて次はこの委員会の提言書と2つの陳情が議会全体としてどうなるか、ということです。
提言書は全員協議会での検討、
陳情は定例会本会議最終日19日(月)での全体での採択になります。
注目してください。
市民から出されている体育館建設計画についての陳情審査をしました。
主婦有志グループから出されている規模の圧縮見直しの陳情と
体育協会をはじめとする競技スポーツの団体から出ている早期建設の陳情の2つ
(正確に言うとスポーツ団体からは同趣旨の4つの陳情)が出てました。
審査の結果、この2つの陳情は採択となりました。
さてここからは私増田望三郎の主観の入った解説です。
もしこの発信を同じ安曇野市議会の方がお読みになっていたら、
反論や説明を頂けると幸いです。
今回は、そもそも両立するとは思えない2つの陳情がいずれも採択されてしまう、
という事態になりました。
1つは主婦グループによる規模や整備費用の縮小見直しの陳情。
もう1つはスポーツ推進団体による早期建設を求める陳情。
委員会審査で陳情者とやり取りをしましたが、
スポーツ団体の方たちは充実した機能の体育館を求めている。
すなわち施設規模の圧縮を求めてはいない、施設としてはより大きなものを求めている。
私はこの陳情内容をそう受け止めました。
傍聴された方たちはどう受け止めたでしょうか?
審査の翌日に、傍聴に来ていた市民の方からも、
また新聞を読んだ市民の方からも、
「(内容の相反する陳情が)なんで両方とも採択されたの?」という質問を聞きました。
推進と圧縮。
この相反する2つの陳情がどうして両方採択されるのか。
どうしてこういうことが起こるのか。
両方の陳情に手を挙げた3人の議員がいましたが、どのように受け止めたのでしょうか。
「圧縮は必要だ」としながらも、スポーツ団体の陳情項目には「反対する内容はない。」
と言うことなのでしょうか。
この体育館計画の現時点での最大の焦点は施設規模・整備規模にあったはずです。
そこに焦点を当てない議論をしては意味がありません。
それぞれの陳情内容がそれについてどういう立場なのかを明確にしようと、
私は審査の冒頭で陳情者に対し、
「議員として、これだけの案件について玉虫色の判断はしてはいけない。
そのためにも団体の方たちがどれだけの規模を求めているのかを教えてほしい。」
と質問しましたが、陳情者からは面積に関しての発言はありませんでした。
焦点が当てきらなかった分、両方とも採択という結果になったのでしょう。
それでも私には、
ここまで委員会で施設規模や整備費用についての議論を重ねてきたのに、
肝心なところで3人の議員が判断を示さず、
陳情者のどちらにもいい顔をした、と見えてしまいます。
それがとても残念なのでした。大好きな議員の方々だから猶更です。
その意味では圧縮の陳情には反対した推進派の議員は一貫していました。
分かりやすい議員と分かりにくい議員。
こうして議会が分かりにくくなっていくのだと。
福祉教育委員会では、委員会としての意見書をまとめよて議長に提出しようとしているのですが、
そのまとめは陳情審査を終えてからにしよう、という当初の予定がありました。
しかし推進と圧縮の2つの陳情内容を一つの提言にまとめるのは無理な話です。
自分たちの首を自分たちで締めるような、そんな両方採択だと思っています。
それでも提言書には、
「整備費用・維持管理の圧縮を求める」という文言が入りました。
これが福祉教育委員会の各議員の確かな思いであるのでしょう。
同僚議員から、
「ここまで議論できたことはこれまでの議会ではなかったことだし、
整備費用・維持管理費用の圧縮の文言にまとめられただけでも成果ですよ。」
と言われました。
それについては、私もそう思います。
ここまでよく委員のみなさん、議論を共にしてくれたなあと。
一緒に頑張ってきました。
でも、これを議会の当たり前にしなければなりません。
さて次はこの委員会の提言書と2つの陳情が議会全体としてどうなるか、ということです。
提言書は全員協議会での検討、
陳情は定例会本会議最終日19日(月)での全体での採択になります。
注目してください。
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