8月21日、体育館建設計画、議会による『市民の意見を聞く会』
- 2016/08/10
- 10:50
オリンピックも始まり、熱戦が続いていますね。
4年後は2020年の東京オリンピックになりますが、
実はこの東京オリンピックと今回の安曇野の体育館建設計画はつながっているのです。
体育館建設は最大費用が38億円なのですが、合併特例債という借金を使って作ります。
合併特例債は返済費用の7割を国が負担してくれる有利な借金とされ、
それで市はこの特例債を使って様々な施設建設を進めています。
この特例債の使用期限が2020年度(平成32年度)。
これまでに建てきらない場合は、
それ以降にかかる費用については合併特例債が使えなくなります。
体育館も32年度中の完成に向けて建設をしていくわけですが、
これが東京オリンピック施設の建設ラッシュとタイミング的にはまるかぶり。
建設資材の高騰が予想され、38億円で収まらないでしょう。
ちなみに先日の信毎には塩尻市の新しい体育館が
当初よりも1.4倍の費用が掛かるだろうとの記事が載っていました。
これを単純に安曇野市に当てはめると、38×1.4=約53億円にもなります。
そして32年度中に建設し終わらないと、それ以降の建設費用の市負担は10割になります。
安曇野市の財政計画が6月に新しいものが示されましたが、
財政的に安曇野市は持ちこたえられるのでしょうか。
※安曇野市の財政計画
https://www.city.azumino.nagano.jp/uploaded/attachment/22697.pdf
私は、やはり大規模な体育館建設はやめて、
地域住民の使い勝手の良い、小規模な地域体育館を建設すべきだと考えます。
7月下旬から全6回にわたる安曇野市行政による体育館建設の市民説明会が終わりました。
参加された方はどのような感想を持たれたでしょうか。
以下、参加者の意見の抜粋を紹介します。
・財政問題を危惧。合併特例債も当初は458億の使用枠に対し、350億円で抑えると言っていた。
地域審議会や総合計画の策定に携わった立場からもこの計画に賛同できない。
・市の年間予算の2倍を超える800億円の借金があり、このような大規模体育館は本当に必要なのか。
・施設面積も3000平米⇒6100平米⇒8450平米とどんどん大きくなっている。
いつ、だれが、どのようにして決めたのか。それが不透明。
・全戸配布の市民アンケートをしてほしい。
・人件費を含めた年間の維持管理費を示してほしい。
・今回の説明は生涯教育課からの説明のみ。市民が知りたいのは財政的な根拠。
財政課からの説明が全くなく、説明としては不十分だ。
・これだけ施設を作っていけば、将来一斉に改修・補修のタイミングが来る。大丈夫か。
などなど、建設に対しては反対というよりも、適切な規模のものを作るべきだ、という鋭く厳しい意見が多かったです。
市民の方々の意見を行政が受け止め、議論を重ね、
この過大な建設計画は見直していくのか、それともこのまま当初の計画を押し通してしまうのか。
安曇野市政のありようが試されます。
さて行政の市民説明会が終わり、次は議会の出番です。
安曇野市議会では、体育館建設計画について「市民の意見を聞く会」を開きます。
8月21日(日)午後1時半~3時半、午後7時~9時の2回、場所は市役所です。
意見を聞く会、ということで市民のみなさんからの意見、考えを聞かせてもらう場になります。
行政の説明会に参加し、これはおかしい、ここが心配だ、と感じた方も多いと思います。
みなさんの意見を今度は議会に託してください。
我々議会から行政へと施策提案していきます。
ぜひ8月21日の市民の意見を聞く会にご参加され、意見を聞かせてください。
なおこの会の議題は2つあります。
1つは体育館の建設計画について。
もう1つは市議会議員の定数、議員報酬、政務活動費についてです。
こちらも合わせて意見をお聞かせください。
4年後は2020年の東京オリンピックになりますが、
実はこの東京オリンピックと今回の安曇野の体育館建設計画はつながっているのです。
体育館建設は最大費用が38億円なのですが、合併特例債という借金を使って作ります。
合併特例債は返済費用の7割を国が負担してくれる有利な借金とされ、
それで市はこの特例債を使って様々な施設建設を進めています。
この特例債の使用期限が2020年度(平成32年度)。
これまでに建てきらない場合は、
それ以降にかかる費用については合併特例債が使えなくなります。
体育館も32年度中の完成に向けて建設をしていくわけですが、
これが東京オリンピック施設の建設ラッシュとタイミング的にはまるかぶり。
建設資材の高騰が予想され、38億円で収まらないでしょう。
ちなみに先日の信毎には塩尻市の新しい体育館が
当初よりも1.4倍の費用が掛かるだろうとの記事が載っていました。
これを単純に安曇野市に当てはめると、38×1.4=約53億円にもなります。
そして32年度中に建設し終わらないと、それ以降の建設費用の市負担は10割になります。
安曇野市の財政計画が6月に新しいものが示されましたが、
財政的に安曇野市は持ちこたえられるのでしょうか。
※安曇野市の財政計画
https://www.city.azumino.nagano.jp/uploaded/attachment/22697.pdf
私は、やはり大規模な体育館建設はやめて、
地域住民の使い勝手の良い、小規模な地域体育館を建設すべきだと考えます。
7月下旬から全6回にわたる安曇野市行政による体育館建設の市民説明会が終わりました。
参加された方はどのような感想を持たれたでしょうか。
以下、参加者の意見の抜粋を紹介します。
・財政問題を危惧。合併特例債も当初は458億の使用枠に対し、350億円で抑えると言っていた。
地域審議会や総合計画の策定に携わった立場からもこの計画に賛同できない。
・市の年間予算の2倍を超える800億円の借金があり、このような大規模体育館は本当に必要なのか。
・施設面積も3000平米⇒6100平米⇒8450平米とどんどん大きくなっている。
いつ、だれが、どのようにして決めたのか。それが不透明。
・全戸配布の市民アンケートをしてほしい。
・人件費を含めた年間の維持管理費を示してほしい。
・今回の説明は生涯教育課からの説明のみ。市民が知りたいのは財政的な根拠。
財政課からの説明が全くなく、説明としては不十分だ。
・これだけ施設を作っていけば、将来一斉に改修・補修のタイミングが来る。大丈夫か。
などなど、建設に対しては反対というよりも、適切な規模のものを作るべきだ、という鋭く厳しい意見が多かったです。
市民の方々の意見を行政が受け止め、議論を重ね、
この過大な建設計画は見直していくのか、それともこのまま当初の計画を押し通してしまうのか。
安曇野市政のありようが試されます。
さて行政の市民説明会が終わり、次は議会の出番です。
安曇野市議会では、体育館建設計画について「市民の意見を聞く会」を開きます。
8月21日(日)午後1時半~3時半、午後7時~9時の2回、場所は市役所です。
意見を聞く会、ということで市民のみなさんからの意見、考えを聞かせてもらう場になります。
行政の説明会に参加し、これはおかしい、ここが心配だ、と感じた方も多いと思います。
みなさんの意見を今度は議会に託してください。
我々議会から行政へと施策提案していきます。
ぜひ8月21日の市民の意見を聞く会にご参加され、意見を聞かせてください。
なおこの会の議題は2つあります。
1つは体育館の建設計画について。
もう1つは市議会議員の定数、議員報酬、政務活動費についてです。
こちらも合わせて意見をお聞かせください。
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