以下、増田望三郎の友人知人への私信として発信しています。
一人一人にお会いして、目を見て語りかけたいところ、
またそれに対してのあなたの思いを受け止めたいところですが、なにぶん時間がなく、
メールでの一斉送信で失礼します。
この秋の安曇野市議選(9月29日告示、10月6日投開票)が行われます。
僕もそれに向けて考えていることがあります。
まだ運営・運動母体も何もありません。これからです。
そして、最初の作戦会議を8月4日(日)の午前10時~地球宿で行います。
まずは僕の思いとみなさんの思いを掛け合わせる語りの場にしたいと思います。
※昼までに終える予定。昼食を挟んで午後から突っ込んだ作戦会議をします。
もう一歩突っ込んで関わりたい人は午後までご参加ください。
公職選挙法の絡みがありますので、以下については転送はご遠慮ください。
なお、口コミは結構です。
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【市政に関わる、と決めました】
増田望三郎です。こんにちは。
この秋の安曇野市議選(9月29日告示、10月6日投開票)が行われます。
僕もそれに向けて考えていることがあります。
「地球宿はどうなるんだ?
議会という公の場は、僕を発揮するのにふさわしいのか?
野に居た方がいいんじゃないか?」
そんな葛藤もありました。
でも決めました。
一歩踏み出してチャレンジします。
【7月の参院選で、増田望三郎に火がついた】
僕に勇気をくれたのは、7月の参院選に立候補した2人でした。
長野県区から出た神津ゆかりさんは、市民活動をしてきた普通の主婦で僕の友達です。
原発推進や憲法の改正に不安を抱いた彼女は、
「このままでは私と同じ思いの人たちの受け皿となる候補者がいない。
誰か立候補してほしい…でも誰もいない、それなら自分が出る」
と彼女自身が矢面に立ちました。
僕はその心意気に感動しました。
もう一人は三宅洋平さん。
緑の党から比例区で立候補し、
選挙フェスと銘打って独自の選挙活動を展開しました。
彼のメッセージは、これまでの立候補者に見られた「何が何でも私を当選させて」
という当選ばかりが目的のメッセージではありませんでした。
「普通の市民から遠くかけ離れてしまった政治を、自分たちの手に取り戻そう。
誰かを批判するのではなく、相手に対して敬意も払いながら、
言葉を伝え合い、受け合い、心を通い合せる政治にしていこう」
と、僕らへ政治参加を最後まで呼びかけました。
彼の心の世界に僕は感動しました。
こんな2人を国政に送り出したい、そう思い選挙応援もしましたが、結果は落選。
落選は残念なことではあったけれど、先の衆議院選にあったような虚脱感や脱力感はありませんでした。
三宅君のメッセージを聞いた人たちは、
それを受けとめ、自分の中で消化し、自分の一歩を踏み出し、一人一人がその問いかけを自分にしている、
そう思ったのです。
それぐらい彼のメッセージは人の行動や考え方に影響を与えるものでした。
僕も自分に問いかけました。
増田望三郎よ、俺はこれからどうする?と。
【僕は愛している安曇野は、このままでいいのか?】
僕が安曇野に移り住んで10年が経ちました。
子育てと自分の夢の舞台として選び、
この間たくさんの素晴らしい出会いとご縁に恵まれ、幸せに暮らしてきました。
「この地に移り住んで本当によかった、この地に暮らせて本当に幸せだ」
今僕は、この安曇野を人生舞台として踊っています。
たくさんの喜びや幸せがある日々。
ではありますが、
それでもこの安曇野もいくつもの重大な問題を抱えています。
【三郷で起きている問題を知っていますか?】
僕も暮らす三郷小倉にある廃棄物処理施設がひとつめの問題です。
住民を欺くような形で施設を建設し、殆どの地元住民が反対しているにもかかわらず、
業者は施設を稼働させ、すでに近隣住民には被害が及んでいます。
そんな不正とも言える業者に対して、安曇野市行政は毅然とした態度で対応すべきはずが、
業者寄りの対応で許認可を与えています。
なぜ、こんなことが起きるのでしょう?
僕も行政の説明会に参加したことがありますが、
誰一人として、自分の言葉でこの問題について語る行政マンはいませんでした。
そのことがとても情けなく、悲しかった。
僕の大好きな安曇野の行政が、これなのかと。
そして行政をチェックすべきが安曇野市市議会ですが、
ここでも、この問題を真摯に取り組んでくれる議員は少ないです。
【『三郷の産廃』ではありません、『産廃の安曇野』になってしまいます】
問題発生から地域住民が反対運動をつづけ9年目になりました。
この間、地域住民は故郷を思う気持ちを再認識し、結びつきは以前にも増して強くなりました。
業者や行政は「一部の偏狭な住民が反対している」と言いますが、とんでもありません。
地元住民だけでなく、日本人の原風景とも言われる安曇野を愛する日本全国の人たちが、
この問題を注視し、心のふるさと安曇野の自然と暮らしを守ろうと支援してくれています。
この問題を議会でも積極的に取り上げ、重要な市政課題として解決していくためにも、
この問題に取り組む市議が必要です。
過去にも、地元北小倉区から住民の代表を議会に送り出そうという動きもありましたが、
実現には至りませんでした。
誰かが出たらいいのは分かっていても、実際に出るとなると地縁血縁の深い地元の方たちには
難しい面もあったようです。
ならば「移住者でしがらみの少ない増田望三郎が出よう!」
公の選挙で、この問題を訴え当選するならば、もはや「一部住民の反対」とは言えないでしょう。
増田望三郎が市政に関わり、この問題を真剣に取り組みます。
【今、安曇野の未来が、見えないのです】
もう一つの問題は、現在の安曇野市議会には40代以下の若手議員がいないこと。
若手が政治参加していない10万人規模の市というのは珍しいです。
若い人が政治に無関心、それも自分たちの暮らす地域である市政について無関心であることは、
これからの安曇野を創っていく上で忌々しき状況です。
安曇野は民力の高い地域です。
根っからの地元の方たちも、移り住んできた人たちも、
この風光明媚な自然景観と豊かな農村環境の中で、文化を育んできました。
たくさんの人たちが様々な活動をし、人と人が繋がり合っています。
素敵な生き方をしている人たちがたくさんいるのがこの安曇野です。
もちろん、この中では若者たちも元気です。
だからこそ、市政に関わろうとする若者がいないことが気がかりです。
40代で、若手ギリギリの僕ではありますが、若手としてこの安曇野市政に飛び込んで、
先輩たちと意見を交わしながら、僕たちの望む安曇野をもっと創っていきたいのです。
僕も議会を傍聴しに何度か行ったことがあります。
ですが、何だか分りにくいし、質疑と応答は突込みが足りずありきたりだし、
そもそも生身の人間の心が感じられませんでした。
この議会で、立場や意見を超えて、お互いにリスペクトし合いながら、
『安曇野にとって一番いい』と思われることをみんなで考え、決めていけないでしょうか。
僕は議会を、
「もっと分りやすく、人間の心が通ったものに、そして普通の人々の思いが反映されていく」
ようになってほしい。
そうすれば、無関心や傍観していた若者たちも、
「オモシロイ、じゃあ自分の意見を出してみよう、自分もそんな場に参加してみよう」
と、市政が活気づいていくと思いませんか?
【僕たちにも、作らせてください】
僕は、若者が参加できる議会・市政にしていく、はじめの一人になりたいと思います。
甘すぎるでしょうか?
三宅洋平君はそれを国政でやろうとして、
「自分は普通の人たちが政治に参加するようになる、そのキッカケになりたい、捨て石になってもいい」
と呼びかけ続けました。その結果、個人で17万票もの賛同を集めました。
僕も彼に投票した1人です。彼の演説に心躍り、ワクワクし、
今回の参院選をこれまでの中で一番の関心を持って投票に臨みました。
「政治を自分たちの手で変えたい!」そう思えたのです。
三宅君は落選しましたが、彼のメッセ―ジはたくさんの人の心に届きました。
彼に投票した17万人の中から、新たな行動を起こした人、興そうとしている人たちがきっと現れるでしょう。
僕もその一人になりたい。
大きな仕組みや国の在り方を決めていく国政は重要です。
でも、身近な我が町のことを考える市政はそれと同じく重要です。
国政に憤ってばかりでも仕方ありません。
自分の住む地域で、自分のやれるところから、やれることをやっていけるのが市政です。
これからはローカルコミュニティの時代です。
国政・国策に翻弄されずに、食料、エネルギー、経済、教育、福祉のことを僕たち一人一人が考え、
地域の中で解決していくことが求められます。
そのひな形をこの安曇野に創りたい。大仕事です。
僕が知ってる安曇野、これまで繋がってきた安曇野の人々は、
ほんの一部でしかないと思います。
誰もが「安曇野の地に暮らせて良かったなあ」と思えるようにしたい。
そのために、市政に関わり、今まで知らなかった安曇野のことをもっと深く知り、
知らなかった問題に向き合い、解決に尽力し、
僕のもてる全てを発揮させたいのです。
2013年7月30日 安曇野で一歩踏み出す決心した夜
安曇野地球宿 増田望三郎
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