議会最終日、修正案は否決されました

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年は2016年、ということは来年は2017年。
来年は早くも選挙の年です。そう遠くないですね。

さて発信が遅くなりスイマセン。
12月定例会の最終日の報告です。

議会最終日に提出した補正予算案の修正案。
（体育館建設の基本構想・基本計画を外部コンサルタントに委託する費用1400万円を削除した修正案。）

これは賛成少数で否決されました。
ちなみに賛成者は修正案の発議者である僕、小林純子議員、荻原議員。
そして共産党の御三方、松澤、井出、猪狩議員の計6名でした。

そして原案が可決され、体育館建設計画に今回初めて予算付けがされ、
計画が実際に進んでいくことになります。

今後は基本計画ができ、それについての議論をしていくことになります。

議会基本条例に基づき、体育館建設計画についての議員間討論の開催を
既に浜議長にしています。

また市民のみなさんからも、同じく議会基本条例に基づき、
このテーマでの議会との意見交換を要望できます。

いつの間にか意にそぐわないものができてしまった、ではなく、
とにかく議論の場をつくり、民意を反映させていきましょう。


参考までに以下は僕の最終日の意見の下原稿です。
この通りに読んだわけではありませんが、同内容を発言しました。

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議案151号一般会計補正予算案に反対します。
債務負担行為に追加されている
「南部総合公園再整備及び新体育館整備基本計画策定支援業務」ですが、
今回の定例会での一般質問、委員会でも取り上げました。

総合計画、スポーツ施設振興計画の中で位置づけられていたのは、
市民が生涯スポーツとして楽しむ施設、すなわち公共スポーツでした。
それが公式スポーツの整備というように位置づけられ、施設が過大になっていこうとしています。
これはスポーツ振興計画の観点からも、また再配置計画の観点からもおかしいと思います。

一般質問の部長答弁では、
「整備計画にある国体基準が前提の基本構想・基本計画である」
という旨の発言がありました。
確かに整備計画を委員会が策定してくれたわけですが、
その内容で即やるということではありません。
それについての検討を広くやらなければなりませんし、
それをリードするのが市民の代表である議会です。

整備計画をしっかりと読んで理解して、
議会としても本当にこの内容でいいのかという議論をしなければなりません。
その上でこの計画でやろうじゃないかということなら、この予算を通すべきでしょう。
しかし、私や竹内議員が個別に意見を言うことはあっても、
議会としてのこれでいこうじゃないかという収束もない。そもそも議論もやっていません。

さらにこの整備計画には建設費は28～38億円と想定、維持管理費用の試算も出されてない。
これでは議会としては判断できないんじゃないですか。
試算もない。議会としての議論もない。
こんな状況の中で1400万円もの予算を通すとしたら、我々は何を根拠に予算を通すのでしょう。
行政への期待ですか？豊科に作ろうという地域事情ですか？
作るならいいものを造ろうという茫漠とした思いですか？
しっかりと市民に説明できる理由がないではないですか。

ここは一旦、立ち止まり、改めて議論をし直すべきです。
まだ間に合うのでありませんか。
お隣の松本市議会が議会の役割を見せてくれました。
我々も行政に言いましょうよ。
「議会としてしっかりとチェックしたいので、
　きちんと建設費用、維持管理費用の試算を出して、考える材料を与えてください。」と。

そんな思いで今回の補正予算案に反対します。