★「離婚後の子育てを考える」講演会に参加して
- 2015/11/27
- 22:38
先日長野市まで
「離婚後の子育てを考える」(主催:親子ネットNAGANO)
シンポジウムの様子
私は最初、このテーマが「ひとり親の子育ての支援」と言うことかと思っていました。
離婚後の母子家庭、父子家庭の公的支援をどうしていくか、と言う問題かと。
でもそれは誤解でした。
主催者の方があいさつの中で、
「ひとり親というのは無い。子どもにとっては離婚後も双方が親であるのだ。
子どもにとっての最善の利益は両方の親から愛されることである。」
と言われていました。
この考え方は自分にとっては新鮮なものでした。
また離婚したひとり親家庭で育てられた子どもに及ぶ悪影響も、
①頻繁且つ継続的な面会交流
②必要十分な養育費
を十分にやっていくことで、それはないという話でした。
兵庫県明石市市長も来てて講話をされて、
明石市は面会交流支援や養育費の立替などの離婚後の子育て支援施策を既に行っているそうです。
※面会交流支援
離婚後に子どもと親権を持たない親が会うこと
せっかく結婚したのだから、なるべく離婚しない方がいいわけですが、
それでも離婚する場合に、それが単に夫婦の問題で納まり、子どもに悪影響を及ぼさない。
夫婦の別れ=親子の別れ、ではない。
その意味で明るい離婚、スッキリとした離婚が増えるのではないかと思いました。
一方、会場でも私の疑問を質問として出したのですが、
再婚した場合などに、特に幼少の子どもの場合、いつまでも前父(前母)に会い続けるのは、
新しい親との親子関係を作っていく時に、それを阻害してしまうのではないかと言う思いも持ちました。
※これは実際に私の友人で再婚経験者から、そういう状況があったと言う話を最近聞いていたので。
また明石市の制度も画期的な施策だと思うのですが、
こういった制度を活用し、養育プランの合意作成をしていくなど、
そもそもそのような話し合いができる夫婦ならば離婚も起こらないのではないか、
離婚してしまう時には、このような施策を活用できない(つまり裁判所の離婚調整に委ねるしかない)
といった状況なのではないかと思いました。
この質問への答えは、「こじれる前に」ということでしたが。
僕の理解もまだまだ不十分なものですが、
日本社会が世帯主義が強く、子どもを親の付属物とみなしている考え方があったり、
離婚後の子育てが単独親権制度で、夫婦の別れは親子の別れ、そして裁判に巻き込まれる子ども、
といった社会的要因もあるのかと思いました。
自分の中でもまだ結論めいたものは一切ないのですが、
離婚後の子育てについての支援というところで全く違うアプローチがあることを知りました。
「離婚後の子育てを考える」(主催:親子ネットNAGANO)
シンポジウムの様子
私は最初、このテーマが「ひとり親の子育ての支援」と言うことかと思っていました。
離婚後の母子家庭、父子家庭の公的支援をどうしていくか、と言う問題かと。
でもそれは誤解でした。
主催者の方があいさつの中で、
「ひとり親というのは無い。子どもにとっては離婚後も双方が親であるのだ。
子どもにとっての最善の利益は両方の親から愛されることである。」
と言われていました。
この考え方は自分にとっては新鮮なものでした。
また離婚したひとり親家庭で育てられた子どもに及ぶ悪影響も、
①頻繁且つ継続的な面会交流
②必要十分な養育費
を十分にやっていくことで、それはないという話でした。
兵庫県明石市市長も来てて講話をされて、
明石市は面会交流支援や養育費の立替などの離婚後の子育て支援施策を既に行っているそうです。
※面会交流支援
離婚後に子どもと親権を持たない親が会うこと
せっかく結婚したのだから、なるべく離婚しない方がいいわけですが、
それでも離婚する場合に、それが単に夫婦の問題で納まり、子どもに悪影響を及ぼさない。
夫婦の別れ=親子の別れ、ではない。
その意味で明るい離婚、スッキリとした離婚が増えるのではないかと思いました。
一方、会場でも私の疑問を質問として出したのですが、
再婚した場合などに、特に幼少の子どもの場合、いつまでも前父(前母)に会い続けるのは、
新しい親との親子関係を作っていく時に、それを阻害してしまうのではないかと言う思いも持ちました。
※これは実際に私の友人で再婚経験者から、そういう状況があったと言う話を最近聞いていたので。
また明石市の制度も画期的な施策だと思うのですが、
こういった制度を活用し、養育プランの合意作成をしていくなど、
そもそもそのような話し合いができる夫婦ならば離婚も起こらないのではないか、
離婚してしまう時には、このような施策を活用できない(つまり裁判所の離婚調整に委ねるしかない)
といった状況なのではないかと思いました。
この質問への答えは、「こじれる前に」ということでしたが。
僕の理解もまだまだ不十分なものですが、
日本社会が世帯主義が強く、子どもを親の付属物とみなしている考え方があったり、
離婚後の子育てが単独親権制度で、夫婦の別れは親子の別れ、そして裁判に巻き込まれる子ども、
といった社会的要因もあるのかと思いました。
自分の中でもまだ結論めいたものは一切ないのですが、
離婚後の子育てについての支援というところで全く違うアプローチがあることを知りました。
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