総合体育館の建設計画について議論をしよう！

ずっと書きたくて書けずにいた市の総合体育館建設計画について、
多くの市民のみなさんに知ってもらいたく、議論を起こしたく、書きます。
大事なことが遅くなり申し訳ありません。

●総合体育館建設計画
・豊科にある南部運動公園に建設予定
・想定事業規模は28～38億円。
・32年度の完成を目指す
・市がまとめた「公式スポーツ施設整備計画」で体育館建設を最優先事項としている。

みなさんはこの建設計画、どう思いますか？

作って欲しいですか？欲しくないですか？
必要ですか？必要ないですか？

まあ、上記だけの情報では判断が難しいですよね。

・またまた40億も近いお金をかけて大形の箱モノを作って大丈夫なの？
　※約80億の費用で新庁舎を作ったばかり。
・体育館と言うことでは、約10億の費用をかけて穂高会館を改修し終えたばかり。
・新庁舎だけでなく、三郷支所も穂高支所も作り直す。旧5町村全てに立派な図書館がある。
　そんなに作って大丈夫？

総じて、安曇野市ってそんなに裕福だったっけ？というのが貧乏性の私の感覚です。


もうちょっと情報を。

・この体育館の建設計画は安曇野市として合併する際に合併協議会というのがあり、
　その中で豊科にある社会体育館が老朽化をしており、
　それに代わるものとして建てるということが決められていた。

★社会体育館は現在も市民のスポーツの場として活用されており、
　それに代わるものを建てるならば多少は理解できるのだが、
　「公式スポーツ施設整備計画」では、なぜか「国体基準」の規模のものを作るとなっているのです。
　一体どんな施設を作ろうとしているのか？

・市ではこれから人口減少により歳入が減り財政規模が縮小していく中で、
　これまでと同等の施設規模を維持管理することは難しいとし、
　公共施設の統廃合をすべきだという公共施設白書を平成２５年に作っています。
　さらにそれをどう具体化するのかという公共施設再配置計画を策定中です。
　この策定がされる前に大型スポーツ施設の建設が決まってしまうのはおかしくないか？

僕が一番引っかかるのはこれですね。
市民のスポーツの場としての体育館なら必要最小限度の施設を作ればいいのですが、
国体などの大きな大会ができる施設と言うと駐車場もさらに必要になるだろうし、
肥大化していく（もちろん費用も肥大化）。
そんなものを市民は望んでいるのだろうか？と。

さらに、公共施設再配置計画の中で議論されるはずのスポーツ施設が、
その観点での議論が抜けたところで、建設が決まってしまっている。

そしてさらに、さらに気になるのは、このような大型事業の建設が、
今市民の間で特に議論にもならずに進んでいこうとしていることです。
新庁舎の時は住民アンケートを行ったり、住民投票まで行うか？
と言う議会や市民の関心の高まりがあったのですが、それもまだ今のところありません。
行政が知らせていないのか、議会や議員が知らせていないのか、市民の関心が薄いのか。

議員としての私の責任はこのような情報を今頃になってネットで発信していることです。
深く反省し、これから発信を行います。
※ちなみに議会では前回９月の定例会の議案質疑の中で取り上げており、
　またその後１０月に発行したレインボウ通信第８号の５コマ漫画の中で、
　さらに１０月２２日の合同の議員活動報告会の中でも説明しています。

所属する民心・無所属の会でも、この計画についてどう議論していくかを話し合いますが、
事が大きいだけに、この問題を案じている他の会派の方たちとも、
会派を越えて考える場を作りたいと思います。
もちろん市民のみなさんとのやりとりも始めていきたいです。
近々フェイスブックのページを立ち上げます。