9月定例会終盤、議会改革の進め方について
- 2015/09/26
- 12:44
定例会の最終日に関連してみなさんに知ってもらいたいことがもう一つ。
安曇野市議会のこと。これもなかなかディープな問題です。
市会議員の任期は4年なのですが、この10月で前半2年が終わり、
後半2年に向けて議長・副議長や各委員長の改選が10月末の臨時議会で行われます。
これと併せて、現在4つある常任委員会を3つに再編するなど、
いくつかの議会運営方法を変更しようとしています。
変更内容の是非についてはここでは述べませんが、私が問題だと思っているのはその進め方です。
今回の変更案について、無所属議員4人(小林純子議員、荻原議員、林議員、増田)は
連名で議長・議運委員長宛に申入書を出しました。
その内容は変更案についての議論が十分ではなく、結論を出す(変更する)のは拙速なので、
もっとしっかりと議論をしていきたいというものでした。
それに対し、変更を進めたい多数会派は、
「議会運営委員会(議運)や全員協議会(全協)でも、委員会数の減についてはこれまでも議論をしてきた。」
という反論がありました。
※議会運営委員会と言うのは8人の議員に議長がオブザーバ参加するもので、議会運営の調査や審査をする機関。
私は議運のメンバーではないので、直接議運での議論に参加していません。
そこで議事録を調べてみたところ、委員会数について議論されているのは平成26年1月10日の議運でした。
今から1年半以上も前のことです。
その次に委員会数についての議論がされたのが同年10月3日。
この時に初めて議長から委員会数4から3へ減らすことの検討が提案がされていました。
そしてその次が今年の2月13日。
その議事録では4から3へと減らすことが既に前提になっていました。
このように議事録を読み返しても、委員会数4から3へという議長の意向は明示されても、
その変更によるメリット・デメリットを論じた記録はありませんでした。
変更案が事務局案として全協に示され、議員全員が公の議会の場で議論を始めたのは、
つい先日8月24日のことなのです。
この事務局案をもとに各会派でそれぞれの見解をまとめたのですが、それは一様ではなく、
この段階になって初めて、それぞれの意見を付け合せて議論をする準備が整ったわけで、
内容の本格検討はこれからというところなのです。
それが明後日28日の議会最終日に条例変更の議案提出をし、変更を進めようとしている。
これはやはり拙速だと言わざるを得ない。
※委員会数については委員会条例という市の法律で定められており、
それを変更するには議会本会議での議決案件となります。(多数決を取るということ)
どこぞの国のどこぞの法案のように、丁寧な議論を行わず、
数の上で優位を占めている多数会派による強行採決とも言えるわけです。
みなさんは、ここまで読んでみてどう思いましたか?
たかが委員会の数を4から3に減らすことは、そんなに問題なの?と思うかもしれません。
そうです。僕も委員会数の変更そのものについては、理もあるなと思っています。
繰り返しになりますが、その進め方・議会運営に異議があるのです。
本会議での議決案件なので、最終決定は本会議で行われるわけですが、
多数会派とそのお仲間会派が過半数を握っているので、
この議案の提出を出すこと自体がもう変更決定のようなもの。
それは安曇野市議会が自分たちの議会のあり方や方向に関わる大事な案件を
全協という議員全員が意見をし合える場でとことん議論し、
その中で一致点を見出していく、という民主主義を実践せずに、
議会運営委員会と言う限られた議員しか参加していない場で決定していくというやり方に憤慨しているのです。
私は同僚議員に改めて投げかけたい。
このような議会の進め方で本当にいいのかと。このような安曇野市議会でいいのかと。
私はもっとみんなと議会で議論したいと。
最終日の議会で議案提出され、採決されます。
私は反対討論で上記の内容を発言するつもりです。
28日(月)の議会定例会最終日に採決されます。
定例会は午後1時から開始で、陳情は後半なので3時以降かと思います。
インターネットで中継されます。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/
安曇野市議会のこと。これもなかなかディープな問題です。
市会議員の任期は4年なのですが、この10月で前半2年が終わり、
後半2年に向けて議長・副議長や各委員長の改選が10月末の臨時議会で行われます。
これと併せて、現在4つある常任委員会を3つに再編するなど、
いくつかの議会運営方法を変更しようとしています。
変更内容の是非についてはここでは述べませんが、私が問題だと思っているのはその進め方です。
今回の変更案について、無所属議員4人(小林純子議員、荻原議員、林議員、増田)は
連名で議長・議運委員長宛に申入書を出しました。
その内容は変更案についての議論が十分ではなく、結論を出す(変更する)のは拙速なので、
もっとしっかりと議論をしていきたいというものでした。
それに対し、変更を進めたい多数会派は、
「議会運営委員会(議運)や全員協議会(全協)でも、委員会数の減についてはこれまでも議論をしてきた。」
という反論がありました。
※議会運営委員会と言うのは8人の議員に議長がオブザーバ参加するもので、議会運営の調査や審査をする機関。
私は議運のメンバーではないので、直接議運での議論に参加していません。
そこで議事録を調べてみたところ、委員会数について議論されているのは平成26年1月10日の議運でした。
今から1年半以上も前のことです。
その次に委員会数についての議論がされたのが同年10月3日。
この時に初めて議長から委員会数4から3へ減らすことの検討が提案がされていました。
そしてその次が今年の2月13日。
その議事録では4から3へと減らすことが既に前提になっていました。
このように議事録を読み返しても、委員会数4から3へという議長の意向は明示されても、
その変更によるメリット・デメリットを論じた記録はありませんでした。
変更案が事務局案として全協に示され、議員全員が公の議会の場で議論を始めたのは、
つい先日8月24日のことなのです。
この事務局案をもとに各会派でそれぞれの見解をまとめたのですが、それは一様ではなく、
この段階になって初めて、それぞれの意見を付け合せて議論をする準備が整ったわけで、
内容の本格検討はこれからというところなのです。
それが明後日28日の議会最終日に条例変更の議案提出をし、変更を進めようとしている。
これはやはり拙速だと言わざるを得ない。
※委員会数については委員会条例という市の法律で定められており、
それを変更するには議会本会議での議決案件となります。(多数決を取るということ)
どこぞの国のどこぞの法案のように、丁寧な議論を行わず、
数の上で優位を占めている多数会派による強行採決とも言えるわけです。
みなさんは、ここまで読んでみてどう思いましたか?
たかが委員会の数を4から3に減らすことは、そんなに問題なの?と思うかもしれません。
そうです。僕も委員会数の変更そのものについては、理もあるなと思っています。
繰り返しになりますが、その進め方・議会運営に異議があるのです。
本会議での議決案件なので、最終決定は本会議で行われるわけですが、
多数会派とそのお仲間会派が過半数を握っているので、
この議案の提出を出すこと自体がもう変更決定のようなもの。
それは安曇野市議会が自分たちの議会のあり方や方向に関わる大事な案件を
全協という議員全員が意見をし合える場でとことん議論し、
その中で一致点を見出していく、という民主主義を実践せずに、
議会運営委員会と言う限られた議員しか参加していない場で決定していくというやり方に憤慨しているのです。
私は同僚議員に改めて投げかけたい。
このような議会の進め方で本当にいいのかと。このような安曇野市議会でいいのかと。
私はもっとみんなと議会で議論したいと。
最終日の議会で議案提出され、採決されます。
私は反対討論で上記の内容を発言するつもりです。
28日(月)の議会定例会最終日に採決されます。
定例会は午後1時から開始で、陳情は後半なので3時以降かと思います。
インターネットで中継されます。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/
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