9月定例会終盤、安保法制関連法(案)について
- 2015/09/24
- 10:14
9月の定例議会も残すところ28日の最終日の各議案の議決だけとなりました。
この間、安保法制関連法案について、大規模な反対デモが全国各地で行われましたが、
それも叶わず国会では強行採決されました。
この問題も含め、いくつかみなさんにも知ってもらいたい案件もあり、
これから何回かに分けて書いていきたいと思います。
まず安保法制関連法案について。
僕は法案反対で、その立場から以下を書きます。
『サイレント・マジョリティー』という言葉を知ってますか?
「発言はしないが現体制を支持している多数派」といったような意味です。
今回の法案については、サイレントマジョリティーを脱し、
反対の意思表示を表した国民の動きがこれだけ広がったことに驚きます。
それだけ、「黙っては居られない。」、「黙っていることは賛成とみなされる」
ことに対しての危機感があったのでしょう。
政治を自分たちの手に取り戻そう、とする国民の思いがかけ算になっていったのだと思います。
私も先週1週間の国会の様子をテレビで見ていました。
あの押し合いへし合いしている与野党の攻防、
山本太郎さんの牛歩などを見て思ったことがあります。
政治家になる前の僕だったら、
「あ~あ、大騒ぎし合って、やっぱり政治はダメだなあ。」
と思ったと思うのです。
でも政治の当事者になってみて、
野党が数の力ではいかんともしがたい状況がある中で、
ああやってなんとか抗戦していることが、
「彼らも何とかしてやれることを懸命にやってるんだ。」という共感を持ったのです。
理のあるかみ合う議論ができればいいのですが、それができない中でやれることとして、
あのような行動に出たのだと。
そして強引に押し切られることの悔しさも分る気がします。
今なら、分る。
これが当事者意識なのでしょうか。
今回はこの当事者意識が、国会内の政治家や地方議員だけでなく、
広く国民にも芽生え、一人一人の行動に繋がったわけで、
これがきっと未来将来に繋がっていくと信じたいし、
この萌芽を大切に育て、継続していかなければならないと思うのです。
具体的には、来年の参議院選挙では自民党には投票しない。
デタラメをするとそういった結果が返ってくるということを為政者に分らせたい。
そこをやってこそ、今回の動きも活かされていくと思います。
ここまでが前置きです。
で、安曇野市議会ではどういうことが起こっているかと言うと。
中信民医連労働組合から安曇野市議会に対し、
「この法案を廃止するように、議会から国に意見書を提出してほしい。」
という陳情が出ています。
これが9月15日の議会の総務委員会で審査され、委員会では反対多数で否決されました。
賛成者は松澤議員、荻原議員。
反対者は平林徳子議員、坂内議員、藤原陽子議員です。
反対者には「国防に関しては万全を期しておく」といった内容の発言がありました。
この法案は国会で19日未明に可決されましたが、
「法案」の廃止を求める陳情は法案が可決された以上、どうなってしまうのか。
まさか、成立したのだからこの陳情は無効、なんてことになりゃしないか。
私も初めてのことで分りません。
「法の廃止」を求める意見書を議員提出する可能性も残されており、
引き続き、地方からこの法に対しての反対の意思表明を挙げるべく努力していこうと思います。
最終日にこの陳情や安保法制関連法について、
議員の一人一人がどのような賛成または反対の議論をするのかを注目してもらいたいです。
合わせてのお知らせになりますが、
10月24日には引き続きこの問題を考えるフォーラムを開催します。
法案が成立し、法になっても、引き続き考え続ける場を作りたいと思い、
この日程に設定していました。
※タイトル、内容ともまだ仮の段階ですが。
タイトル)
『戦争を知らない僕たちが考える 戦争の真実を聞くフォーラム』
国論を二分した安保法制関連法案が国会で強行採決されました。
この法律が果たして「戦争をくい止めるのか?」それとも「戦争に導くのか?」。
戦争を知らない僕たちが、同世代の仲間たちと一緒に考える、戦争の真実を聴くフォーラム。
僕たちの自由と権利を保持する「不断の努力」はまだこれからも続く。
第1部:戦場カメラマン 村田信一さんが見てきた戦争の真実を聴く 60分
第2部:ワールドカフェ形式によるフリートーク 30分
第3部:一人一人の今の思いを発表 15分
日時:10月24日(土)午後2時開演(1時30分開場)~午後4時終了予定
場所:安曇野市豊科学習交流センターきぼう
〒399-8205 安曇野市豊科5609番地3
TEL0263-71-4033
主催:戦争の真実を聞くフォーラム実行委員会
申込・問合先:増田望三郎 080-5486-6111
村田信一さんについて
1990年以来、ドキュメンタリー写真家としてパレスチナ、ソマリア、ボスニア、チェチェン、
ルワンダなど戦場を主に撮影。戦争報道にとどまらないより本質を表す表現を追求している。
この間、安保法制関連法案について、大規模な反対デモが全国各地で行われましたが、
それも叶わず国会では強行採決されました。
この問題も含め、いくつかみなさんにも知ってもらいたい案件もあり、
これから何回かに分けて書いていきたいと思います。
まず安保法制関連法案について。
僕は法案反対で、その立場から以下を書きます。
『サイレント・マジョリティー』という言葉を知ってますか?
「発言はしないが現体制を支持している多数派」といったような意味です。
今回の法案については、サイレントマジョリティーを脱し、
反対の意思表示を表した国民の動きがこれだけ広がったことに驚きます。
それだけ、「黙っては居られない。」、「黙っていることは賛成とみなされる」
ことに対しての危機感があったのでしょう。
政治を自分たちの手に取り戻そう、とする国民の思いがかけ算になっていったのだと思います。
私も先週1週間の国会の様子をテレビで見ていました。
あの押し合いへし合いしている与野党の攻防、
山本太郎さんの牛歩などを見て思ったことがあります。
政治家になる前の僕だったら、
「あ~あ、大騒ぎし合って、やっぱり政治はダメだなあ。」
と思ったと思うのです。
でも政治の当事者になってみて、
野党が数の力ではいかんともしがたい状況がある中で、
ああやってなんとか抗戦していることが、
「彼らも何とかしてやれることを懸命にやってるんだ。」という共感を持ったのです。
理のあるかみ合う議論ができればいいのですが、それができない中でやれることとして、
あのような行動に出たのだと。
そして強引に押し切られることの悔しさも分る気がします。
今なら、分る。
これが当事者意識なのでしょうか。
今回はこの当事者意識が、国会内の政治家や地方議員だけでなく、
広く国民にも芽生え、一人一人の行動に繋がったわけで、
これがきっと未来将来に繋がっていくと信じたいし、
この萌芽を大切に育て、継続していかなければならないと思うのです。
具体的には、来年の参議院選挙では自民党には投票しない。
デタラメをするとそういった結果が返ってくるということを為政者に分らせたい。
そこをやってこそ、今回の動きも活かされていくと思います。
ここまでが前置きです。
で、安曇野市議会ではどういうことが起こっているかと言うと。
中信民医連労働組合から安曇野市議会に対し、
「この法案を廃止するように、議会から国に意見書を提出してほしい。」
という陳情が出ています。
これが9月15日の議会の総務委員会で審査され、委員会では反対多数で否決されました。
賛成者は松澤議員、荻原議員。
反対者は平林徳子議員、坂内議員、藤原陽子議員です。
反対者には「国防に関しては万全を期しておく」といった内容の発言がありました。
この法案は国会で19日未明に可決されましたが、
「法案」の廃止を求める陳情は法案が可決された以上、どうなってしまうのか。
まさか、成立したのだからこの陳情は無効、なんてことになりゃしないか。
私も初めてのことで分りません。
「法の廃止」を求める意見書を議員提出する可能性も残されており、
引き続き、地方からこの法に対しての反対の意思表明を挙げるべく努力していこうと思います。
最終日にこの陳情や安保法制関連法について、
議員の一人一人がどのような賛成または反対の議論をするのかを注目してもらいたいです。
合わせてのお知らせになりますが、
10月24日には引き続きこの問題を考えるフォーラムを開催します。
法案が成立し、法になっても、引き続き考え続ける場を作りたいと思い、
この日程に設定していました。
※タイトル、内容ともまだ仮の段階ですが。
タイトル)
『戦争を知らない僕たちが考える 戦争の真実を聞くフォーラム』
国論を二分した安保法制関連法案が国会で強行採決されました。
この法律が果たして「戦争をくい止めるのか?」それとも「戦争に導くのか?」。
戦争を知らない僕たちが、同世代の仲間たちと一緒に考える、戦争の真実を聴くフォーラム。
僕たちの自由と権利を保持する「不断の努力」はまだこれからも続く。
第1部:戦場カメラマン 村田信一さんが見てきた戦争の真実を聴く 60分
第2部:ワールドカフェ形式によるフリートーク 30分
第3部:一人一人の今の思いを発表 15分
日時:10月24日(土)午後2時開演(1時30分開場)~午後4時終了予定
場所:安曇野市豊科学習交流センターきぼう
〒399-8205 安曇野市豊科5609番地3
TEL0263-71-4033
主催:戦争の真実を聞くフォーラム実行委員会
申込・問合先:増田望三郎 080-5486-6111
村田信一さんについて
1990年以来、ドキュメンタリー写真家としてパレスチナ、ソマリア、ボスニア、チェチェン、
ルワンダなど戦場を主に撮影。戦争報道にとどまらないより本質を表す表現を追求している。
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