当たり前ですが、政治に携わるようになってから、
グッと政治のことが身近になりました。
一昨日投開票となった今回の統一地方選にも興味関心を持っていました。
県議選の安曇野市区には、告示2週間前に40歳の寺沢さんが立候補を決めたことで、
無投票が一転して選挙となりました。
寺沢さんとはたまたまある会合で知り合っただけの間柄なのですが、
彼の政治への思いは自分のそれと重なるところ、
共感するところが大いにあり応援することにしました。政治家はそれぞれの立場やパワーバランスの中にいるので、
公党所属を公言していない人は、表だっての応援や支援はしないようですが、僕
にとって寺沢さんは、本当に応援したい!と思う人だったので、それを躊躇なくやりました。
さて結果は。
寺沢さんは見事当選。それも176票という僅差で。本当によく通りました。
市議選では1000票集まれば当選ですが、県議選となると1万票ですからね。
そんじょそこらの努力や風の起こし方では通らないと思います。
ではいったいなぜ寺沢さんは告示2週間前からの出馬で通ったのか。
僕の思いつくところをあげると、
・PTA会長としての当時の活動に、この人は!と思わせるものがあった。
PTA会長の時のことを覚えている人、印象に残っているという友人の話を結構聞きました。
あの人なら応援したい、やってくれるんじゃないかと思わせたのでしょう。
・ではそれが子どもの通う地元の特定小学校だけでなく、
他に広がったのはなぜだろう?
(※広がったかどうかは定かではないけど、この票数を見ると広がったと捉えるしかない。)
子育て世代は彼しかいなく、それをしっかりと強調できたから。
とにかくこのことを言い続けていましたね。
・言い続けていた、ということでは「子育て代表」と言うフレーズだけでなく、
常に「御用聞き議員になる」ということを言っていました。
それが市民と議員の身近さをアピールできて、有権者の元に届いたのでしょうか。
・現職2人よりも新人への期待感。
・僕の支持者にも少なからず届いたのでしょう。
それにしても2週間前で1万票以上もの支持を集めたのだから、本当によくやったと思います。
開票当日に事務所に僕も駆けつけました。
寺沢さんが喜んでいる姿を目にして、もちろん一緒に喜んだのですが、
彼が初心通り、ぶれずに市民の立場に立った政治家になっていってほしい。喜びの中でそう思いました。
今回ご協力を頂いたみなさん、応援してくれたみなさん、
「ありがとうございます。」というのは公選法に引っかかるかもしれないので、
それは言えませんが、どうか引き続き、
市民の思いを汲み、議会で議論していく市議・県議をみなさんの中に位置づけてください。そして全国各地においても、僕の友人知人が選挙に挑戦しました。
・・・が、みなさんいずれも落選。
「これまでの政治の岩盤を打ち破り、新たな議会をつくっていってほしいなあ。」
そう思う人が何人もいたのですが、当選の壁は高かった。
でも落選の中にもこれからに、次回につながる芽はたくさん出たはず。
どうかそれを大事に育て、これにくじけず捲土重来を望みます。
今回の統一地方選を通じ、当選した人、しなかった人の両方に友人知人がおり、
明暗が分かれました。
そして当選して議員の仕事ができる、
ということは当たり前のことではないんだと改めて思いました。
僕もまた政治に携わる者として、自分もまた頑張っていきたいと思います。
- 関連記事
-