新市庁舎完成と市職員の公金横領事件

既に新聞紙面でご存知かと思いますが、
安曇野市の新庁舎が完成しました。22日は竣工式で僕も来賓参加。
この週末は市民向けの内覧会もありましたが、行った人はいますか？

まあ何とも立派な施設ができました。
挨拶された設計士さんも
「日本一の庁舎ができました。この後も時々見に来ますから、いい使い方をしてください。」
と言っていました。



また市長は挨拶の中で、
「あとはこの施設に魂を入れる。」とも。

議場にも入りましたが、こんな立派なところでやるんだ！と驚き。
その格式、壮麗さに市民と政治とが近づきにくいのではとも感じました。
それでもこの議場で頑張ろうという、凛とした思いにもなりました。

ところで残念なことに、この竣工式と時同じくして、
安曇野市職員の公金横領事件が発覚しました。
三郷支所の職員が三郷文化公園にある体育館の使用料約200万を着服したというもの。
市の管理体制の杜撰さが露呈した刑事事件です。

23日の市民タイムスは1面に新庁舎の竣工式の記事、最終面には公金着服の記事。
安曇野市の明暗が同日紙面を飾る、なんとも皮肉な事態となりました。

議会全員協議会では、市長の説明がありました。
説明によると、公金管理を複数体制を取っておらず、個人の犯した事件ですが、
それをチェックできない市のシステム、システムはあっても機能していない体質にも問題がありそうです。

とは言え、市長の「悲しい」のコメントと沈痛な表情に、僕も居た堪れない気持ちになりました。
議会として事件の経過や市の対応を見て行きますが、
こんな時こそ、行政、議会、市民が一緒になって安曇野市を支え、乗り越えていきたいところです。