9月定例会一般質問による紛糾の全容と決着 その2:17日、市長の「ウソつき発言」、18日市長申入書
- 2014/10/01
- 01:18
さて一般質問から明けた翌日17日、本会議の冒頭で市長から発言がありました。
昨日の望三郎の質問に対し、
「あたかも疑念、疑惑を持たれるような噂話によって、神聖な議場で質問をした。」
さらに、
「この話が出たのは、具体的には今年の1月下旬にですね、
地権者とダイハチの社長がお会いになった時に、
松本方面へ何か出店をしたいからと言う話が出たそうです。
2月3日にダイハチの社長が現地を訪れて確認をしたそうです。
さらに2月6日にはダイハチの方から具体的に地権者の方に対して、
出店をしたいというように申込があったということであります。
これらの経過を踏まえて、内部検討の結果、
26年3月25日に開発業者と地権者が覚書を取り交わしたということでございまして、
全く増田議員はこの場でうそをついているというように私は捉えさせて頂きます。」
と述べました。
さらに、かつての民主党の永田議員がライブドア事件に絡んでの虚偽メール事件まで持ち出して、
「永田議員は引責辞職している。議会もぜひ取り計らい厳正な対応を求めてほしい。」
と言うオマケつき。
しかし、この市長発言を読んでおかしい点があります。
それは市長が、この内容をもって
「全く増田議員はこの場でうそをついているというように私は捉えさせて頂きます。」
と断じている点です。
自分の調査結果を伝えて正当性を主張しているのでしょうが、
客観的に読んで、この内容ではこのように断じられるものではありません。
これこそ望三郎議員への名誉棄損に値する発言であり、
市長の言われる「神聖な議会での発言」なのか?と突っ込みたくなります。
市長が僕のことを嘘つきだと断じたことについて、市民タイムスの取材に対し、
僕は「嘘をついていない。市民の声を受け止めた上での事実確認が質問の本旨だ。」とコメントし、
記事に掲載されました。
このように市長の意見を否定した態度に出たからなのか、
翌日18日に市長は市長印つきの公文書を持って、議会に対し申入書を提出してきました。
以下、平成26年9月18日付の市長から議会議長宛の申入書
平成26年安曇野市議会9月定例会一般質問に対する申入書
平成26年9月16日の増田望三郎議員の一般質問
「豊科への大型パチンコ店進出について」の中で、市政に対し、
あたかも疑念・疑惑を持たれるような内容であり、
市長としての尊厳を著しく毀損される発言がありました。
このことは、二元代表制による議会と言う神聖な場所において、
下記の通り事実無根の極めて不適切な発言によるものであります。
現在、議会運営委員会を経て、議長・副議長が発言内容の確認をしており、
増田議員からは、今会期中に対処するとの発言を頂いておりますが、
市議会として真相の解明をされますよう、強く申し入れます。
記
増田議員発言(真実でない事項)
①市が初めてこの出店を知ったのは、本当に3月28日だったのか。
市長の支持者の方から、大型パチンコ店がやってくる件については、
昨年10月の選挙前後に既に議題になっていた。市長も話を出してきた。
②この開発を早い段階で知った市長は、
ぎりぎりまで表ざたにせずに一気に承認をしてしまった。
そしてこれを受けて、議会運営委員会を経て、
議長名で望三郎議員に対し、翌日9月19日午後1時までに、
発言の真実を文書にて報告すること、という申し渡しがされました。
市長側の申入れに対し、どう対応するのか、
僕は改めて自分の質問内容やその真意、自分の姿勢を自らに問うことになります。
翌日19日につづく。
以下は9月18日付、19日付の市民タイムス

17,18日に市民から頂いたメール。
▼議会で質問をするときにどんな「暗黙の?ルール」があるのかは知りませんが、
増田さんの質問は、「行政のチェック機関」という議会の大事な役割を行ったものであり、
市民がパチンコ屋の件を知り考えるという一石も投じたので、
議員としてとてもいい仕事をされた、と思います。
▼ヤジのひどさにまた心臓が痛くなりました。M議員、本当にひどい。
▼今、松本でも、カタクラモールの再開発の問題が取り上げられています。
今の店舗よりも3倍も大きなものができる。
調べたところ、この話が議会で初めて出たのは、4年前の12月定例会でした。
そして3年前の9月定例会で、ようやくイオンモールについての具体的な質疑があり、
現在も市民グループによって、店舗規模の適正化が話し合われ、
松本のカタクラモール再開発に伴う住民からの意見書を副市長が預かって、
『市民の仰るとおり。大きなショッピングセンターは松本には似合わない。
ぜひ今後業者と、科学的にもしっかり検討していきたい』
というコメントが昨日の市民タイムスにも書かれていました。
一方、今回の安曇野市の県内最大規模パチンコ店出店については、
今年の4月に、市長はその話を知り、(今朝の市民タイムスより)
その後、市議は5月に突如知らされ、
5月25日に、地元の飯田地区での説明会、
8月27日に、市長参加の飯田地区での説明会、
8月29日に、市から急遽要請があって、企業トップと地元区長の懇談会、
そして、9月議会を待たずして、パチンコ店出店許可が出されました。
その間、5ヶ月あまり。
このスピード決定は、いつものことなんでしょうか・・・
安曇野市に住んでいたら、自分の家の隣に、
あれよあれよとパチンコ店ができてしまうことも、今後あるのかしら。
議会を見に行って、今、自分のふるさとで何が起こっているのか知ること、
それがどれほど大切か、今回のことで感じました。
昨日の望三郎の質問に対し、
「あたかも疑念、疑惑を持たれるような噂話によって、神聖な議場で質問をした。」
さらに、
「この話が出たのは、具体的には今年の1月下旬にですね、
地権者とダイハチの社長がお会いになった時に、
松本方面へ何か出店をしたいからと言う話が出たそうです。
2月3日にダイハチの社長が現地を訪れて確認をしたそうです。
さらに2月6日にはダイハチの方から具体的に地権者の方に対して、
出店をしたいというように申込があったということであります。
これらの経過を踏まえて、内部検討の結果、
26年3月25日に開発業者と地権者が覚書を取り交わしたということでございまして、
全く増田議員はこの場でうそをついているというように私は捉えさせて頂きます。」
と述べました。
さらに、かつての民主党の永田議員がライブドア事件に絡んでの虚偽メール事件まで持ち出して、
「永田議員は引責辞職している。議会もぜひ取り計らい厳正な対応を求めてほしい。」
と言うオマケつき。
しかし、この市長発言を読んでおかしい点があります。
それは市長が、この内容をもって
「全く増田議員はこの場でうそをついているというように私は捉えさせて頂きます。」
と断じている点です。
自分の調査結果を伝えて正当性を主張しているのでしょうが、
客観的に読んで、この内容ではこのように断じられるものではありません。
これこそ望三郎議員への名誉棄損に値する発言であり、
市長の言われる「神聖な議会での発言」なのか?と突っ込みたくなります。
市長が僕のことを嘘つきだと断じたことについて、市民タイムスの取材に対し、
僕は「嘘をついていない。市民の声を受け止めた上での事実確認が質問の本旨だ。」とコメントし、
記事に掲載されました。
このように市長の意見を否定した態度に出たからなのか、
翌日18日に市長は市長印つきの公文書を持って、議会に対し申入書を提出してきました。
以下、平成26年9月18日付の市長から議会議長宛の申入書
平成26年安曇野市議会9月定例会一般質問に対する申入書
平成26年9月16日の増田望三郎議員の一般質問
「豊科への大型パチンコ店進出について」の中で、市政に対し、
あたかも疑念・疑惑を持たれるような内容であり、
市長としての尊厳を著しく毀損される発言がありました。
このことは、二元代表制による議会と言う神聖な場所において、
下記の通り事実無根の極めて不適切な発言によるものであります。
現在、議会運営委員会を経て、議長・副議長が発言内容の確認をしており、
増田議員からは、今会期中に対処するとの発言を頂いておりますが、
市議会として真相の解明をされますよう、強く申し入れます。
記
増田議員発言(真実でない事項)
①市が初めてこの出店を知ったのは、本当に3月28日だったのか。
市長の支持者の方から、大型パチンコ店がやってくる件については、
昨年10月の選挙前後に既に議題になっていた。市長も話を出してきた。
②この開発を早い段階で知った市長は、
ぎりぎりまで表ざたにせずに一気に承認をしてしまった。
そしてこれを受けて、議会運営委員会を経て、
議長名で望三郎議員に対し、翌日9月19日午後1時までに、
発言の真実を文書にて報告すること、という申し渡しがされました。
市長側の申入れに対し、どう対応するのか、
僕は改めて自分の質問内容やその真意、自分の姿勢を自らに問うことになります。
翌日19日につづく。
以下は9月18日付、19日付の市民タイムス


17,18日に市民から頂いたメール。
▼議会で質問をするときにどんな「暗黙の?ルール」があるのかは知りませんが、
増田さんの質問は、「行政のチェック機関」という議会の大事な役割を行ったものであり、
市民がパチンコ屋の件を知り考えるという一石も投じたので、
議員としてとてもいい仕事をされた、と思います。
▼ヤジのひどさにまた心臓が痛くなりました。M議員、本当にひどい。
▼今、松本でも、カタクラモールの再開発の問題が取り上げられています。
今の店舗よりも3倍も大きなものができる。
調べたところ、この話が議会で初めて出たのは、4年前の12月定例会でした。
そして3年前の9月定例会で、ようやくイオンモールについての具体的な質疑があり、
現在も市民グループによって、店舗規模の適正化が話し合われ、
松本のカタクラモール再開発に伴う住民からの意見書を副市長が預かって、
『市民の仰るとおり。大きなショッピングセンターは松本には似合わない。
ぜひ今後業者と、科学的にもしっかり検討していきたい』
というコメントが昨日の市民タイムスにも書かれていました。
一方、今回の安曇野市の県内最大規模パチンコ店出店については、
今年の4月に、市長はその話を知り、(今朝の市民タイムスより)
その後、市議は5月に突如知らされ、
5月25日に、地元の飯田地区での説明会、
8月27日に、市長参加の飯田地区での説明会、
8月29日に、市から急遽要請があって、企業トップと地元区長の懇談会、
そして、9月議会を待たずして、パチンコ店出店許可が出されました。
その間、5ヶ月あまり。
このスピード決定は、いつものことなんでしょうか・・・
安曇野市に住んでいたら、自分の家の隣に、
あれよあれよとパチンコ店ができてしまうことも、今後あるのかしら。
議会を見に行って、今、自分のふるさとで何が起こっているのか知ること、
それがどれほど大切か、今回のことで感じました。
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