8月は宿泊業が忙しく、なかなかブログを書いている時間がありませんでした。
正確に言うと、ゆっくりと心静かに自分の思いを書き連ねる精神的余裕がありませんでした。
しかし9月に入るとすぐに定例会(9月1日開会)が始まり、
本日も環境経済委員会が行われ、大型パチンコ店の出店問題やスカイライン整備、
三郷学習交流センター建設と案件がいくつもあり、
さらには市民の方からいくつかの要望を頂き、市議モードの割合が大きくなってきました。
そんな中で、書いておかねばならないテーマを今改めて書いております。
先の「未来を大切にする市議&候補者合宿」もそう。
そして
今回は議員の差し入れ問題と小林純子議員の改革推進委員会の辞任について。
このような議会の状況をしっかりと知ってもらいたいのです。ダイジェストで書くと
・2月にある議員が不眠不休で大雪対策をしている都市建設部宛に
労いの思いから差し入れを届けた。
・そのことを知った市民Yさんが議会報告会(豊科会場)で質問した。
「初めて聞かされて何も知らないのでコメントできない。」と議会は答えた。
・Yさんはその後、この案件も含めた公開質問状を市議全員に送った。
Yさんのブログによると返答をした人はわずかだったとか。僕は回答しましたが。
・小林純子議員が6月26日の全協における「その他事項」の中でこの件を取り上げ、
議会としても調査するよう発言した。
※全協=全員協議会のこと。議員全員が集まって話し合う。
この小林議員の発言が問題視されたのです。その理由は
そもそもこの問題が公に取り上げられたのは議会報告会の中。
その議会報告会を取り仕切るのは議会改革推進委員会。
小林議員はその委員長を務めている。
まずは改革推進委員会の中で取り上げるべきなのに、
なぜそれを全員協議会のような場で取り上げるのか。
(マスコミも来ており、結果この問題が新聞にも取り上げられた。)ということでした。
ここで僕は以下のことが疑問に。
この問題をどこで取り上げるべきか、ということはそんなに重要なことなのでしょうか?
それは議会内部の理屈であって、
「そういった問題(寄付行為)があるなら、どんな場であろうと議会はちゃんと議論してほしい。」
というのが市民の思いではないでしょうか。ところが議会では、
議員の差し入れ問題の調査は終息となり、また今後我々議員がどうあったらいいのかという本題ではなく、
小林議員の発言の方が取り沙汰され責められるというおかしな状況が起こったのです。その後、小林議員が委員長を務める議会改革推進委員会や議会全員が集まる全員協議会でも、
このことが大きなしこりとなって、会そのものの運営が滞るような状況になりました。
そして小林議員は「委員会での信頼が得られない。」という理由で議会改革推進委員長を辞任したのです。
さらに一つ付け加えます。
今回のようなことが起こらないように、全協でいつも用意されている「その他事項」という
各議員個人が懸案事項としている何でも発言できる機会において、
「事前通告制」を取るとまで言い始めたのです。
つまり、「事前に言っておかないと発言しちゃだめよ。」と。
議員の口を塞ぐようなルール化は絶対反対です。東京都議会のヤジ発言に対しての議会の対応、兵庫県議への議会の対応、
いずれも問題が起こった際に、議会がどのような対応をするのか。
それを正し、組織を正そうと真剣に案件に向き合える「自浄能力」があるのかが、
市民の最も注目するところだと思いますが、
残念ながら安曇野市議会も今こんな状況なのです。以上、安曇野議会のトピックです。
みなさん、どう思われますか?

2014年7月23日市民タイムス記事
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