議会が終わり一息ついたところですが、
あれこれの思いがまだ僕の中でくすぶっています。
マスコミでも大きく取り上げられた都議会におけるヤジ発言問題。
鈴木都議の責任の取り方や資質については議論しませんが、
僕が一番注目していたのは都議会の対応でした。
塩村議員の議会への調査要望を受理せず、議会として徹底調査をせずに幕引き。
何か問題があった時には、臭いものには蓋をしろ、とばかりに表面化させず、隠ぺいする。
これが残念、おかしい、そう思いました。都議会だからって、洗練されてるわけではないんですね。
一方安曇野議会についても、議員による陣中見舞いを送った、
ということが26日の全員協議会でも報告されました。
2月の大雪時に休日返上で対応尽力している行政職員に
差し入れとしてお菓子を届けた、ということがその顛末でした。
職員の頑張りに労いたくなる気持ちは人として分りますが、これはやはり違法なのです。
僕も昨年まで毎年地元保育園の子どもたちを
自分の営むブルーベリー園に無料で招待をしていました。
しかし今年からはそれができません。
公職選挙法の禁止する寄付行為にあたるからです。
やってきたこと、やりたいことが、公職につくとやれなくなる。
それが公職と言うものなのです。話がずれましたが、こういった問題が起きた時に、
それがたとえ小さなことでも、
議会として話し合いをし、反省の糧とし、自分たちのこれからの活動に活かしていく。
またそのことをしっかりと市民に対しても説明していく。
そのことが肝要だと思うのです。議員同士の仲間意識で間違いをかばい合ったり、うやむやにしてしまうこと。
またなるべく物事を穏便に済ませようとすること。
その結果、真摯に課題や案件に向き合わなくなること。数千円の菓子折り持参かもしれませんが、
ちょっとしたことでも、一事が万事の体質となり、
議会本来の役割を果たせなくなってしまうでしょう自分の襟を正し、議会でもそのことを真正面から向き合えるような場にしていきたいです。
安曇野市議会を構成する議員を信じ、自分を信じ、自浄していける議会でありたいです。もう一点。
安曇野市においては入札漏えい問題で職員の逮捕者が出ました。
清廉静ひつなイメージの安曇野でも、こんな問題が起こるわけです。
これに対し、市は再発防止検討委員会を副市長をリーダーに立ち上げました。
このような委員会には必ず第三者を頭に据えるべきだと思いますが、
果たして安曇野市に自浄作用があるのか注目したいところです。
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