松枯れ病対策で有人ヘリによる空中散布が行われるか？市の説明会に参加しよう！

安曇野に広がる松くい虫被害。
安曇野市はその対策として、更新伐採、伐倒燻蒸、樹幹注入、
さらに切り倒した松を薪ボイラーで利用する取り組みなど、
様々な手法でこの問題に取り組んできました。

そして今、市は有人ヘリによる空中散布を実施しようとしています。
空中散布の是非については議会でも議論してきました。

僕は

①散布の効果が立証されていない。
②生態系への影響の検証がされていない。
③住民の合意が無い。

といった観点で、空中散布には反対してきました。

しかし議会全体としては、
空中散布については、安全配慮をした上で行う。
という推進要望が市に対して出されています。

市が空中散布をする予定だった2か所のうち、
1か所の豊科大口沢は長野県の空中散布の実施基準を満たさず取りやめになりました。
しかしもう1か所の明科岩州公園については、
散布することを決めたという報道が5月28日付新聞でされました。

　2014年5月28日付市民タイムス記事


これでもう決定なのか？
それともまだひっくり返せるのか？

空中散布に反対する人は、その思いを直接伝えましょう。
5月31日（土）午後2時～4時、明科公民館で行われる
安曇野市による住民説明会の場でもよいし、
電話を安曇野市にかけても良い、FAXでもメールでもよいです。

声を上げてもダメなこともありますが、反対の声を上げる人たちが多ければ、
市も考えざるを得ないと思います。

　安曇野市農林部
　[電話]0263-77-3111　[ファックス]0263-77-6060
　 [メール]　kouchirinmu※city.azumino.nagano.jp　　※を@に変えてください。


そしてもう1点。

反対するだけではダメです。
空中散布しないのなら、その代わりに予防策として
樹幹注入の作業をみんなで一緒にやりましょう。

富山県では森林の下草処理をヘリによる除草剤散布でやろうとし、
それを反対する人たちが「草刈り十字軍」というボランティアグループを作り、
毎年夏になると若者たちが全国から集まり、森の下草を刈っています。

安曇野市も生態系を守るために農薬の空中散布をやめる英断をし、
そして市民の手で安曇野の松を守る、
という創造的解決を示したいです。

我が町、安曇野はそんな素晴らしい場所だと。

31日の説明会は、地元明科の人たちからの賛成意見もたくさん出ることでしょう。
市としても住民側からお墨付きをもらった、ということで空中散布へ弾みがつきます。

賛成意見も分かりますが、同じように反対意見も出さなければ、
このまま押し切られてしまいます。